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Recording プロオーディオ

クローズアップ:m701 第7回「ルーティングマトリクス~自由自在なルーティング」

GRACE design m701は、プロフェッショナルおよび商用スタジオ向けに開発された、マルチチャンネル・オーディオインターフェースです。「オーディオインターフェース」という枠には収まりきらないほど柔軟な構成を備え、シンプルなDAWシステムのスタジオから大規模なレコーディング、ポストプロダクションまで、あらゆる制作に的確に対応できる設計が特徴です。

第7回では、m701の信号の流れを決定するルーティングマトリクスについて解説します。

ルーティングマトリクスの基本ルール

Setup→Routingページを開くと、m701のフルルーティングマトリクスが表示されます。(ルーティングはフロントパネルからでもWebUIからでも設定を行うことができます)マトリクスの左側にすべてのソース、上部にすべての出力先が表示され、各入出力モジュールごとのブロックで構成されています。

  • 実装している 8ch ADC、4ch Mic Pre、8ch DAC、24ch AES の各モジュールは自動認識し、ルーティングマトリクス上に表示されます。
  • インターフェースカード(DigiLink, Dante, USB, Ravenna等)は、カードを取り付けた後、SystemページのInterface Card SetupからINT1またはINT2のそれぞれのスロットに取り付けられているカードを手動で設定することで認識します。
  • 1つの入力を複数の出力へルーティングすることは可能ですが、1つの出力に割り当てられる入力は1つだけです。
  • 設定済みのルーティングは緑色で表示されます(緑=接続あり、空白=未接続)
  • サンプルレートの不一致によってミュートされているルーティングは、オレンジ色で表示されます。
  • GraceNet(WebUI) のルーティングマトリクス画面

    ルーティングの設定方法

    GraceNet WebUIのSetup画面(歯車のアイコン)からRoutingページを開くと、ルーティングマトリクスが表示されます。(フロントパネルの場合、SetupページのRoutingページから設定できます)

    入力ソースと出力先の交差するマス目をクリックすることでルーティングを設定します。WebUIの場合はShiftクリックを利用することで、対角線上の一括ルーティングが行えます(フロントパネルの場合の対角線一括ルーティングは、EDITノブのダブルクリックで実行します)

    モジュール名の読み方

    ルーティングマトリクスに表示されるモジュール名は「種別 + スロット番号」の形式です。

    表示名 内容
    ADC S2 スロット2に装着された8チャンネルADC(+6dB~-60dB)
    DAC S5 スロット5に装着された8チャンネルDAC
    PRE S3 スロット3に装着されたマイクプリアンプ
    DNT I1 インターフェーススロット1に装着されたDanteカード
    DGL I2 インターフェーススロット2に装着されたDigiLinkカード
    AES1 ベースボード標準装備のAES3 8ch I/O
    AES2-4 AES3 24chオプションモジュールの各8chコネクター
    OPT 光デジタル(ADAT / SMUX / TOSLINK)入出力
    SPD S/PDIFコアキシャル入出力

    フロントパネルのルーティングマトリクス画面

    ルーティングとCueミキサーの関係

    ルーティングマトリクスとCueミキサーは独立した設定ですが、CueミキサーのInput Route(入力ソース)の設定はルーティングマトリクスと連動しています。

    ミキサーページの「Input Route」から信号ソースを選択すると、ルーティングマトリクスにも自動的に反映されます。(ルーティングマトリクスからCueミキサーの入力を設定することも可能)

    また、Cueミキサーの「Output Route」で設定した出力先(例:DAC S5 ch1-2)は、ルーティングマトリクス上では「CUE 1」などの名称で入力ソースとして表示されます。

    リンク集

    GRACE design m701 製品ページ:
    https://umbrella-company.jp/products/m701/

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