Umbrella Company

UBK FATSO

Full Analog Tape Simulator & Opimiser
550,000円(税込 605,000円)
銘機FATSOを公認モディファイ。コンプレッサーとしての実力が大幅にアップ!

銘機Empirical LabsのFatso(EL-7)は、プラグイン・ソフトウェアーの貧弱なサウンドではありません。全てはリアルなアナログコンポーネンツによる、本物のアナログサーキットによる、本物のアナログサウンドです。

デジタル特有の冷ややかなサウンドに、アナログ機器ならではのカラーを加えることに特化したアナログオプティマイザー。このKUSH AUDIOのUBKバージョンでは、新たなプリセットと、素晴らしく音楽的なプリセットを加えた、あたらしいサウンドを搭載したアップグレード版です。

コンプとしてのサウンドが強化されたことで、FATSO EL-7のアナログオプティマイザーとしての機能のみならず、コンプレッサーとしてのサウンドが充実。最強のアナログツールとなりました。

UBK FATSO

CONCEPT

4つのクリエイティブなプロセッシング
4つのコンプレッションモード - tracking, general, bus, SPANK!を装備!
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3つの追加コンプレッションモード
"Splat," "Smooth," "Glue" いう3つの追加モードを装備!
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UBK FATSO サウンドレビュー
FATSO Jr のアナログマジックは本当に全ての私のレコーディングに不可欠なもの!
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DETAIL

4つのクリエイティブなプロセッシング

プラグインには到底表現ができない、本物のアナログ質感をサウンドにプラスできる「アナログ・オプティマイザー」です。オリジナルモデルのFATSO(EL-7)は、アナログテープの質感、真空管特有の倍音感とコンプレッション、オーディオトランスが持つNEVEに代表されるリッチ&シルキートーンなどを、本物のアナログコンポーネントによって再現でき、さらにシンプルで素晴らしいビンテージ質感をもつプログラム・コンプレッサーを備えていました。正に欲しいサウンドだけを簡単に作り出すことができる、全チャンネルにインサートしたくなるようなプロフェッショナルツールです。

このブラウンに染まった、あたらしいKush-AudioのUBK FATSOは、オリジナルのFATSO EL-7の公認モディファイバージョンです。オリジナルの個性を大切にしながらも、溢れんばかりのアナログ質感を持つコンプレッサーを大幅にアップグレード。魔法のように全てを良くしてくれるプリセットは感動ものです。

4つのクリエイティブなプロセッシング
3つの追加コンプレッションモード
3つの追加コンプレッションモード

UBK Fatso で加えられた3つの新しいプリセットは強烈です。そして同時に大変価値のある、センスに溢れたサウンドに仕上がりました。

Splat,” はAPIコンソールのコンプレッションにインスパイアされました。ボーカルやエレクトリックギターをファットに、クリーミィに、確実にエンハンスしてれる最高のコンプレッサーサウンドです。

“Smooth” はクラシックなリミッティングに特別なひとひねりを加えています。このセッティングはトラッキングに最適なリミッターとして重宝するでしょう。6-10dBのピークを引っ掛けても全てをナチュラルに保ちます。パーフェクトな日曜日のようなミュージカルトーンがすがすがしいサウンドです。

“Glue” はその名の通り接着剤のように楽器をあるべき場所に落ち着かせてくれる魔法のようなプリセットです。例えばベースサウンドはミックスの中でいるべき場所をみつけ、サウンドはこの上なく丁度良くなります。サウンドはクリーンでクリアーでいながら十分にラウドとなりますが、ミックスの中ではきちんと収まってくれます。どんな楽器でも良好な結果が得られるはずです。

もし芳醇で美しく、リッチでミュージカルなアナログサウンドを貴方が求めているのなら、そして音楽を極限まで引き立てる最高のコンプレッサーが必要なのであればUBK FATSOは必ず全ての作業においてファーストチョイスとなるでしょう。

UBK FATSO サウンドレビュー
UBK FATSO サウンドレビュー

オリジナルのFATSO Jr と UBKバージョンの違い

 

私はFATSOを基本的にBUSSコンプの設定で約3dBのゲインリダクション設定で使用し、Warmthは中くらいのセッティングで使用している。各楽器がオーバーダビングを終える前に既にミックスに融合してしまう。しかし私はたまにFATSOを単体のコンプレッサーとして使用することもあった。FATSOのコンプレッサーはプリセットタイプで、4つのセッティングと、その組み合わせ(3つのコンビネーション)で構成されている。それらのコントロールは要約されているのですこしセットアップに戸惑うところもある。なかなかパーフェクトなプリセットとレベルを見つけ出すことが難しいのも事実だ。

むしろ私は他のコンプレッサーにパッチしてFATSOと組み合わせる手法もとっていて、既にレコーディングされたトラックのミックス時にはFATSOを使っていなかった。

UBK FATSOはGregory Scottが手を加えたアップグレードされたFATSOだ。素晴らしいの一言につきるコンプレッサーが装備される。このコンプはトラッキングにも、ミキシングにも使えるクオリティだ。

UBK FATSOとFATSOの違いはそのフェイスプレートとモディファイされたコンプレッションステージの設計だ。その他の素晴らしいFATSOの機能は全て引継がれている。入力ステージは素晴らしい倍音質感と。テープコンプの飽和感をさうんどに加え、美しい音楽的なアナログ質感をプラスする。トランスフォーマー回路は中低域を引き締め、これぞアナログと思える倍音質感を演出できる。FATSOの魔法のようなアナログサウンドの全てがUBK FASTOでも楽しめる。さらにGregory Scottのモディファイでは、それにダイナミックプロセッサーとしてのパーフェクトな機能をプラスしているのだ。

UBK FATSO 合計7プリセットのコンプレッサー

UBK FATSOの4つのコンプレッサーはSplat, Smooth, Glue, Spankと名づけられている。SpankだけはオリジナルのFATSOと同じネーミングで、SSLのトークバックコンプのリミッティングを基本にした効果も変わりない。Spankはプリセット単体、または他の3つのプリセットと組み合わせて使うこともできる。つまり4+3=7タイプのコンプレッションを切替えて使用できる。

 

Splat プリセットについて

Splat はスネアドラムに最高だ!アタックを失うことなくコンプレッションできる。インプットを突っ込みぎみにするとスネアのボディの鳴りが素晴らしくなる。もちろんキックドラムでも“booooom” と鳴る響きを一回り大きく演出ができる。3–5 dBのゲインリダクションが最高に気に入った。片chをスネアのプリミックスに、もう一方のチャンネルをキックドラムに使用した。15dBのゲインリダクションをキックに適応してみるとアタックをスムースにして美しいレゾナンスと鳴りを得ることができた。タムでは15 dB以上のゲインリダクションを実行してみた。たいへんクレージーでたっぷりとしたドラムサウンドを得ることができた。モデラートな設定ではルームアンビエンスが素晴らしくなる。Splatでは特に部屋が大きくなったような効果が得られる。またSplatモードはギターのサウンドを太くしたり、アコースティックギターのサウンドを馴染ませたり、深みを与えたりするのに最適だ。Warmthコントロールと組み合わせるのも最高だ。

Smoothプリセットについて

Smoothプリセットは私のお気に入りのセッティングだ。指弾きのエレキベースに最高だ。DIでもマイク録音でもその効果は抜群だ。アタックを滑らかにしてサスティンを加える。またSmoothプリセットはボーカルにも最適だ。速いアタックとリリースでトランスパレントなボーカルトラックをキープできるのには正直驚いた。リリースの戻りが最速なのだがボーカルトラックの自然さを失うことがない。

ステレオのドラムのバストラックに使用してもSmoothプリセットは本当に滑らかだ。Smoothはミックスの中で空間を与えてくれる。もし色々な楽器がミックスの中でごちゃごちゃしている場合に、特定の楽器をハイライトしてミックスを整理できる。UBK FATSOのトランスフォーマーのセクションと組み合わせるとエネルギッシュなサウンドに仕立てることも可能だ。

Glueプリセットについて

Glue(糊でくっつける。つまりサウンドをトラックに馴染ませてくれるようなイメージ)プリセットもポップスやロックのステレオドラムのバスコンプに完璧だ。アグレッシブでありながら落ち着いたサウンドが魅力だ。遅めのアタック(オリジナルFATSOのBUSSセッティングより少し速いくらい)とソフトニーがこの滑らかなサウンドを支えている。低めのゲインリダクションではキャラクターを与えつつもトランスパレントなサウンドを十分に保っている。Glueはエレキベースにも最高だ。10dB程度のゲインリダクションにセットするとたいへんナチュラルなサウンドになる。またパーカッシブなピアノでもGlueは素晴らしかった。正しいアマウントのヒットとサスティンが得られサウンドがとても良くなった。

 

コンビネーションプリセットについて

Smooth+Spankの組合せはとてもハードだ。UBK FATSOがビートをナッジする。パーカッシブな音源にはとても効果的なpumpサウンドを提供する。ドラムのルームサウンドには最適だ。

Glue+Spank は私の気に入った組合せだ。Glueプリセットのミックスを落ち着かせて、馴染ませる効果だけでなく、全体のレベルを効果的に持ち上げてくれる。

まとめ

UBK FATSOにはもっと多くの使い道やシナリオがあり全てを語りつくすことはできないほどだが、まず繰り返しになるがオリジナルのEmpirical Labs FATSO Jr のアナログマジックは本当に全ての私のレコーディングに不可欠なものだ。だからこそ私は10ch分ものFATSOを所有し何年ものあいだ毎回レコーディングに使用してきた。しかしながら私はFATSOを単純なコンプ・リミッターとしては特に推奨してはいなかった。しかしUBK FATSOは違う、完全に推薦できるコンプ・リミッターへと進化しているのだ!!そのサウンドは素晴らしく、いくつもの異なるアプリケーションで使用できる。原音を綺麗に保ったコンプレッション、またはサウンドを鷲摑みにするようなアグレッシブなキャラクターまで自由自在だ。なおかつFATSOのメイン機能でもあるアナログの質感を加える(アナログオプティマイザーとしての)機能も持ち合わせている。トラッキングからミキシングの領域まで、本当に全ての可能性をもっている。UBK FATSOはその価格以上の価値が間違いなくある!もし貴方がオリジナルのFATSO Jrを所有していてもこのUBK FATSOを入手する理由はいくらでもあるだろう!

 

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