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UBK FATSO

Full Analog Tape Simulator & Opimiser

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KUSH AUDIOモディファイのFATSO JRのマガジンレビュー

私が最初にEmpirical Labs FATSO Jrを購入して約10年が経っている。TASCAMのMX–2424デジタルレコーダーを購入してすぐに追加購入したのだ。それから私は追加で4台のFATSO Jrを入手し、ほとんどのレコーディングのトラッキングでこれを使用している。私はFATSOの4つのプロセッサーの全てがとても気に入っていて、アナログの魔法の全てをデジタルレコーディングに加えることができる。ハーモニックディストーション、高周波のソフトクリップ・サチュレーション、トランスフォーマーの質感、そしてタイプ別のコンプレッションを自在にトラックしたサウンドに加えることができる。


 


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オリジナルのFATSO Jr と UBKバージョンの違い


私はFATSOを基本的にBUSSコンプの設定で約3dBのゲインリダクション設定で使用し、Warmthは中くらいのセッティングで使用している。各楽器がオーバーダビングを終える前に既にミックスに融合してしまう。しかし私はたまにFATSOを単体のコンプレッサーとして使用することもあった。FATSOのコンプレッサーはプリセットタイプで、4つのセッティングと、その組み合わせ(3つのコンビネーション)で構成されている。それらのコントロールは要約されているのですこしセットアップに戸惑うところもある。なかなかパーフェクトなプリセットとレベルを見つけ出すことが難しいのも事実だ。

むしろ私は他のコンプレッサーにパッチしてFATSOと組み合わせる手法もとっていて、既にレコーディングされたトラックのミックス時にはFATSOを使っていなかった。


UBK FATSOはGregory Scottが手を加えたアップグレードされたFATSOだ。素晴らしいの一言につきるコンプレッサーが装備される。このコンプはトラッキングにも、ミキシングにも使えるクオリティだ。


UBK FATSOとFATSOの違いはそのフェイスプレートとモディファイされたコンプレッションステージの設計だ。その他の素晴らしいFATSOの機能は全て引継がれている。入力ステージは素晴らしい倍音質感と。テープコンプの飽和感をさうんどに加え、美しい音楽的なアナログ質感をプラスする。トランスフォーマー回路は中低域を引き締め、これぞアナログと思える倍音質感を演出できる。FATSOの魔法のようなアナログサウンドの全てがUBK FASTOでも楽しめる。さらにGregory Scottのモディファイでは、それにダイナミックプロセッサーとしてのパーフェクトな機能をプラスしているのだ。


UBK FATSO 合計7プリセットのコンプレッサー

UBK FATSOの4つのコンプレッサーはSplat, Smooth, Glue, Spankと名づけられている。SpankだけはオリジナルのFATSOと同じネーミングで、SSLのトークバックコンプのリミッティングを基本にした効果も変わりない。Spankはプリセット単体、または他の3つのプリセットと組み合わせて使うこともできる。つまり4+3=7タイプのコンプレッションを切替えて使用できる。



Splat プリセットについて

Splat はスネアドラムに最高だ!アタックを失うことなくコンプレッションできる。インプットを突っ込みぎみにするとスネアのボディの鳴りが素晴らしくなる。もちろんキックドラムでも“booooom” と鳴る響きを一回り大きく演出ができる。3–5 dBのゲインリダクションが最高に気に入った。片chをスネアのプリミックスに、もう一方のチャンネルをキックドラムに使用した。15dBのゲインリダクションをキックに適応してみるとアタックをスムースにして美しいレゾナンスと鳴りを得ることができた。タムでは15 dB以上のゲインリダクションを実行してみた。たいへんクレージーでたっぷりとしたドラムサウンドを得ることができた。モデラートな設定ではルームアンビエンスが素晴らしくなる。Splatでは特に部屋が大きくなったような効果が得られる。またSplatモードはギターのサウンドを太くしたり、アコースティックギターのサウンドを馴染ませたり、深みを与えたりするのに最適だ。Warmthコントロールと組み合わせるのも最高だ。


Smoothプリセットについて

Smoothプリセットは私のお気に入りのセッティングだ。指弾きのエレキベースに最高だ。DIでもマイク録音でもその効果は抜群だ。アタックを滑らかにしてサスティンを加える。またSmoothプリセットはボーカルにも最適だ。速いアタックとリリースでトランスパレントなボーカルトラックをキープできるのには正直驚いた。リリースの戻りが最速なのだがボーカルトラックの自然さを失うことがない。

ステレオのドラムのバストラックに使用してもSmoothプリセットは本当に滑らかだ。Smoothはミックスの中で空間を与えてくれる。もし色々な楽器がミックスの中でごちゃごちゃしている場合に、特定の楽器をハイライトしてミックスを整理できる。UBK FATSOのトランスフォーマーのセクションと組み合わせるとエネルギッシュなサウンドに仕立てることも可能だ。


Glueプリセットについて

Glue(糊でくっつける。つまりサウンドをトラックに馴染ませてくれるようなイメージ)プリセットもポップスやロックのステレオドラムのバスコンプに完璧だ。アグレッシブでありながら落ち着いたサウンドが魅力だ。遅めのアタック(オリジナルFATSOのBUSSセッティングより少し速いくらい)とソフトニーがこの滑らかなサウンドを支えている。低めのゲインリダクションではキャラクターを与えつつもトランスパレントなサウンドを十分に保っている。Glueはエレキベースにも最高だ。10dB程度のゲインリダクションにセットするとたいへんナチュラルなサウンドになる。またパーカッシブなピアノでもGlueは素晴らしかった。正しいアマウントのヒットとサスティンが得られサウンドがとても良くなった。





コンビネーションプリセットについて

Smooth+Spankの組合せはとてもハードだ。UBK FATSOがビートをナッジする。パーカッシブな音源にはとても効果的なpumpサウンドを提供する。ドラムのルームサウンドには最適だ。


Glue+Spank は私の気に入った組合せだ。Glueプリセットのミックスを落ち着かせて、馴染ませる効果だけでなく、全体のレベルを効果的に持ち上げてくれる。


まとめ

UBK FATSOにはもっと多くの使い道やシナリオがあり全てを語りつくすことはできないほどだが、まず繰り返しになるがオリジナルのEmpirical Labs FATSO Jr のアナログマジックは本当に全ての私のレコーディングに不可欠なものだ。だからこそ私は10ch分ものFATSOを所有し何年ものあいだ毎回レコーディングに使用してきた。しかしながら私はFATSOを単純なコンプ・リミッターとしては特に推奨してはいなかった。しかしUBK FATSOは違う、完全に推薦できるコンプ・リミッターへと進化しているのだ!!そのサウンドは素晴らしく、いくつもの異なるアプリケーションで使用できる。原音を綺麗に保ったコンプレッション、またはサウンドを鷲摑みにするようなアグレッシブなキャラクターまで自由自在だ。なおかつFATSOのメイン機能でもあるアナログの質感を加える(アナログオプティマイザーとしての)機能も持ち合わせている。トラッキングからミキシングの領域まで、本当に全ての可能性をもっている。UBK FATSOはその価格以上の価値が間違いなくある!もし貴方がオリジナルのFATSO Jrを所有していてもこのUBK FATSOを入手する理由はいくらでもあるだろう!





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