m 903は0.5dBステップでボリューム調整可能だが、驚くべきは0.05dB以内のパーフェクトなチャンネルマッチングを達成している事実だ。「これは電子制御のゲインコントロールを採用することで得られる大きなアドバンテージです。極めてローノイズで、コンタクトをすり減らすこともありません。完璧なチャンネルマッチングが実現できます。そしてボリュームをたいへん低いレベルに設定することもできます。ユーザーはたいへんセンシティブなインイヤータイプのヘッドホンも使用します。その場合にはスタンダードなフルレンジのヘッドホンから何10dBも全体のボルテージを下げる必要があるでしょう。一般のアッテネーターでは6dBステップの制御であったりするため低いボリューム調整が犠牲になってしまいます」。