デジタル処理の果てのロスト・ジェネレーションを体現する、孤高のペダルブランド。
2015年に活動をスタートしたCOOPER FXは、愛犬家のTom Majeskiが主宰する新世代のペダルブランドです。
COOPER FXを読み解くキーワードは、「ノスタルジア」、「崩壊」、「ロー・ファイ」、「揺らぎ」、「レトロスペクティブ」、そして「ホワイトノイズ」。8mmフィルム映画のようなノスタルジックなアトモスフィアやもう二度と戻れない過去へ思いを馳せるメランコリアを、エフェクトペダルへ見事に落とし込む抜きん出たセンス。アナログ回路では成し得ない、デジタル・プロセッサーならではの音質劣化を偏愛しアーティスティックな次元へ昇華させるブランドの姿勢は、数あるブティックペダルブランドの中でも一際異彩を放っています。
COOPER FXはハイパス/ローパスフィルター、ピッチビブラート、ビットクラッシュ、ホワイトノイズを組み合わせて劣化したオールドVHSのフィーリングを再現するペダル"Generation Loss"で脚光を浴びるようになります。更にChase Bliss Audio "Dark World"の世界観に溢れたリバーブデザインを担当することで一躍注目のブランドとなりましたが、Tom本人は至ってマイペースな活動を続けています。ハンドメイドで丁寧に生産されるロットは毎回極小、エフェクトのユニークさも相まって世界中でソールドアウトが続いています。
COOPER FXの製品はミネソタ州ミネアポリスにて生産され、Tomの相棒犬”Cooper”のブロマイドが同封されて出荷されます。