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Octave Tap: The story of Reverse Mode C (日本語訳)

The story of Reverse Mode C (日本語訳)

Chase BlissとEmpress Effectsのコラボレーションによって製作される新作デバイス、"Reverse Mode C"。Empressの名作、Superdelayの特定のモードからインスパイアされて設計されたその背景には、Chase Blissの創業時まで遡るストーリーがあります。 Chase Blissの本国HPに掲載されたオーナーJoelの投稿を、日本語訳して掲載いたします。

★ブログ原文 Octave tap: The story of Reverse Mode C https://www.chasebliss.com/octave-tap

Chase BlissオーナーのJoel Korte。

 

やあ! 僕たちはちょっと新しいことにチャレンジする。

昨年日本へ旅行したとき、Steve Bragg(Empress Effectsのオーナー)にEmpressのSuperdelayは僕がChase Blissを始めるときの大きなインスピレーションになったことを伝えたんだ。Superdelayの特定の1つのモードは、同じものを聴いたことがないくらい本当に冒険的だった。最初にプレイした感覚を鮮明に覚えていて、このフィーリングを僕のペダルにも与えたいと強く思った。

2015年頃のJoelのペダルボード。Superdelay (Vintage Modified)がセットされている。

そのモードは”Octave Tap"という名前だったけど、僕はいつも"Reverse Mode C"と呼んでいた。 僕たちが東京をブラブラして、楽器屋を巡ったりラーメンを食べたりしてる間、もう一度Superdelayへ戻ってこれたらどんなにクールだろう!って話したんだ。いわばトリビュートのようなペダルを作るってことに。 それは自分の家から9,582キロ(実際にマップで確認したんだ)も離れたことで生まれた、ロマンティックなアイディアだった。でも僕もSteveも、家に戻ったら自分のビジネスに付きっきりできっと忘れてしまうと思っていた。奇妙なコンセプトの、リスキーで、唐突なアイディアだったからね。Superdelayはもう15年前のデバイスだし、”Reverse Mode C"を受け継ぎながら新鮮でエキサイティングなものを作れるかは定かではなかった。 だからこのことはしばらく忘れてたし、99%実現しないと思っていた。でもそこで"Small Batch Bliss"というアイディアを思いついた。

"ビジネス"の話は退屈だと思うかもしれないけど、僕は僕たちが何をしているのか、なぜそうするのかなるべく透明性を保ちたいと思っている。 ペダルがリリースされるときの一般的な流れはこうだ: 皆がどれくらいペダルを欲しがるか推測し、大金を掛けてパーツを集め、揃うまで3-4ヶ月待ち、全てがうまくいくよう祈る。 これはちょっと怖い。すぐに完売して皆をがっかりさせるか(これはMOOD MKIIの限定エディションで起きてしまった!)、倉庫に大量のペダルを抱えるかだ。 Small Batch Blissはそれを解決してくれる。

Small Batch Blissのアイディアはシンプルだ。

限定エディションのペダルは受注生産となり、欲しい人は皆ゲットできるようにする。制限やソールドアウトは無く、1ヶ月のプリオーダー期間に注文すれば、君のために製作する。 重視するのは、欲しい人は全員手に入れられるようにするってこと。プリオーダー期間が終わってまだ需要があれば次のバッチを違うカラーやデザインで作るかもしれないけど、少なくとも1年は空くと思う。 この方法のメリットはたくさんあるけど、一番は僕たちが"Reverse Mode C"みたいなデバイスを今後もっと作れるようになることだ。今まではイレギュラーなリリースでは少数生産にせざるを得なくて、すぐに売り切れてしまうことがよくあった。このアイディアなら、何台作ればいいのか正確に把握できる。今まで埋もれてしまったような発想のデバイスも、日の目を見ることになるはずだよ。 そして、Steve Braggとのコラボレーションや、彼と一緒に過ごせたことにとても感謝している。

Reverse Mode C

実際のペダルについて話すことを忘れてしまうところだった。素晴らしいデモビデオやクイックスタートガイドがあるから、ここでの説明はざっくりにするよ。

Reverse Mode Cは楽しいパズルみたいなものだ。狙いは以下の3つ。
1. 15年前のエフェクトを、新鮮で新しいものにすること。
2. かつオリジナルに忠実であること。
3. ギミックや一発芸にならないこと。

Reverse Mode Cの設計プロセスは実に協力的かつ自然で、一つの機能が次の機能へ次々に繋がっていった。僕が最初に想定したペダルではなく、その動きこそがペダルを特徴づけるサウンドになっていったんだ。僕たちがこれまで実現しなかったような、多層的で魅惑的なムーブメントを生み出す。ペダルを信じるように、ただサウンドに身を任せるのはとても良い時間だった。Reverse Mode Cのスピリットが感じられて、Steveが気に入れば、それでOKだった。 *Reverse Mode Cについて詳しくはこちら。 hhttps://umbrella-company.jp/contents/reversemodec/

In Summary

これはなにか新しいことの始まりのような気もするし、僕たちを本当に面白いところへ連れて行ってくれると思う。 Reverse Mode Cは8月末まで注文を受け付けているから、興味があればぜひチェックしてほしい。
https://umbrella-company.jp/contents/reversemodec/
出荷は10月初旬にスタート、11月中に全ての注文を出荷するのを目標としている。注文をもらった順に出荷するよ。
読んでくれてありがとう!質問や問い合わせがあれば、なんでも連絡してね。

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