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「R chの音が出ない」とご相談をいただく事が多いので、傾向を探ってみました。 まず断線の箇所、1番はL/R間の渡り線、ここが圧倒的に多いですね。引っ掛けて内部の導線が切れてしまうパターンは意外に少ないようで、それよりも写真のスライド部分で挟んでしまい、ダメージを蓄積して断線にいたるパターンが多く見られます。 これには組み立て時のバラつきがあり渡り線のクセのつき方で挟まってしまうものが存在します。当然、挟まらない個体もありますので、そのように渡り線状態を調整する事が可能です。そうしてあげる事で断線のリスクも低減できます。
この渡り線はヘッドバンドと一体になっているパーツなので修理となるとヘッドバンドごと交換するしかない。900STの部品の中でもお高い部品で約4,000円、全部バラしてドライバーユニットへの配線からやり直さないとならないので、作業も大変です。避けられるトラブルですので事前に予防しておきましょう。
この部分のハンガーフタというパーツを外します。ドライバーでネジを緩めれば簡単に外れます。
渡り線を溝から少し引っ張りだして、渡り線が外側にカーブするように捻った状態で溝にはめ直します。
ハンガーフタを元通りに取り付けて完了です。 調整前はいちいち挟まっていましたが、これで挟まらなくなりました、断線のリスクもぐっと減らす事ができました。
お手持ちの900STにそんな危険が見られましたら、簡単にできますのでケアしてあげてください。
そして、僕は腰が断線!激痛が走りレントゲン撮影、左右に波打っているのが確認できました。僕は腰椎矯正です・・・
過去のMDR-CD900STモディファイ関連の記事は以下にまとめてあります。合わせてご覧くださいませ。 https://umbrella-company.jp/contents/tag/900st/