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Rare Waves社が製造する Grendelブランドの「Drone Commander Classic Pedal」は、2008年~2014年まで製造され、一部のマニアの間で話題になった、弾薬箱に入ったオリジナルのドローン・シンセサイザー「Drone Commander」の復刻版です。

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オリジナルと同じサウンドとファンクションを搭載し、味わい深いファットなシンセドローンを、リズミックなスウィープ・モジュレーションと、独特なアナログ感を強調したフィルターで彩ります。さらにオリジナル機以上の周波数レンジに拡大され使いやすくなっています。

Drone Commander Classic Pedal」の2つのオシレーターは、Grendelならではのオーガニックな太さに溢れ、各オシレーターごとにピッチと波形(矩形波または三角波)を設定でき、MIXノブでミックス比を調整できます。

LFOモジュレーションは、フィルターをスイープするランプ波形がベースになっています。SHAPEスイッチで立上りまたは立下りのスロープに設定でき、SHAPEつまみでLFOサイクルごとにクリックモジュレーションをクロスフェードできます。また、LFOをトラッキングし、2/4/8/16倍の周波数で自動的に同期する、独自のフェイズ・ロック・ループ(PLL)を装備しており、PULSEノブでフィルター変調のデプスを調節します。

ストンプ・スイッチは一般的なミュートスイッチとしても、フェードイン/フェードアウトにも設定できます。パフォーマンスの特定の部分にアナログ・サウンドのドローンをハンズフリーにて演出できるため、ギタリストがペダルボードに組み込んでも良いでしょう。

また、Grendel Drone Commanderのトップ面には3.5mmミニジャックのパッチポイントが装備されており、「AUDIO IN」(ライン入力)に外部オーディオ信号を入力し、フィルターとLFOを使用したサウンドエフェクトを利用することもできます。その他モジュラーなど外部機器とのアナログクロック同期のための「CLOCK OUT」、外部CVからFILTERを制御できる「FILTER CV IN」、本体のオン/オフを外部信号から切り替えられる「GATE IN」などを備えています。「AUDIO OUT」は標準フォンジャックの出力です。

Grendel Drone Commanderは、ペダルボードに収まりやすいサイズになっており、一般的なギターペダルと同じ9V外部ACアダプター(センターマイナス、別売)、または9Vバッテリーで駆動できます。

ドローン・シンセ・サウンドの可能性を究極にまで追求した、機能・音質共に完成度の極めて高い、たいへん満足度の高い製品です。
有機的なアナログサウンド、強烈にかかるフィルター、外部機器とも繋がる拡張性などなど、単調になりがちなドローンシンセの概念を打ち破る傑作。つまみを触った瞬間にイマジネーションのベクトルが全方向に拡がります。数々のドローンシンセを試してきましたが、間違いなくトップクラスの実力。大推薦。

★ Grendel Drone Commander Classic Pedalの販売ページはこちらです
http://www.gizmo-music.com/?pid=138615118

ドローンシンセ,ノイズシンセ

 


Drone Commander Classic Pedalの使い方

Drone Commander Classic Pedal」は、ストンプ・ペダルの形をしていますが、ギターエフェクターとして使用することを前提にした製品ではありません。ドライ信号の経路はなく、ストンプスイッチもエフェクトのWET/DRYを切り替えるバイパススイッチではなく、出力のミュート(またはフェードイン/アウトにも設定可能)になっています。ただしAudio Input(ミニジャック)が装備されているので、ギターをはじめとする外部の楽器のサウンドをエフェクトすることは可能です。

・AUDIO OUT端子が電源スイッチになっています!

<重要!>
Grendel Drone Commander Pedalは、電池でも駆動できるため、AUDIO OUTジャックにコネクターがジャックインした状態でないと、本体の電源はオンにできません!本機を使用する際には、まずAUDIO OUT端子に1/4″標準フォンケーブルを接続してください。

またAUDIO IN(MONOミニジャック)に入力がある場合は、内蔵のOSC1/OSC2のオシレーターは自動でバイパスされ、AUDIO INへの外部からの音声が有効になります。

・電源について
Grendel Drone Commander Pedalは、底面のネジで開閉できる電池ホルダーに電池(9V)を設置して使用ができます。

ACアダプター(別売)を使用する場合には、ギターエフェクター用で多く使われているBOSS 9V(センターマイナス)タイプのACアダプターがご利用いただけます。ギターペダルボードの電源ディストリビューターからも給電できます。15mAの消費電力です。

ドローンシンセ,ノイズシンセ

もし電源を入れた時にLEDが光らない場合には以下をチェックしてください
・AUDIO OUTに「ステレオ」コネクターを接続していませんか?必ず「モノラル」のコネクターを接続してください。
・ACアダプターの極性は「センターマイナス、TIP=-/Negative」でないと駆動できません。

 


接続について

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・AC Adapter
BOSSタイプの9V/センターマイナスのACアダプター(2.1mm径)を接続できます。

・Audio Out
1/4″標準ジャックのオーディオ出力(-10dBu)です。必ずモノラルのケーブルを接続してください。

・Clock Out
外部機器との同期のためのシンク・アウトです(8V/Square Out)

・Filter CV In
外部CVからフィルター周波数を制御できます。1v/octではありません。

・Gate In
外部CVからサウンドをオン/オフできます(ストンプスイッチと同じ働き)。アナログキーボードやシーケンサー、MIDI-CVコンバーターなどからのゲート信号やLFOを接続して本機のオン/オフを切り替えて効果的なサウンドを演出できます。

・AUDIO In
外部のオーディオ信号を本機のLFOとフィルターでエフェクトできます。パッチケーブルが接続されるとOSC1/2はミュートされます。ギターやベースを接続したい場合はバッファーやプリアンプ経由で入力します。

 


OSCILLATORS(オシレーター)

・OSC1 / OSC2 ノブ
オシレーターのピッチを調整します。
20Hz~360Hz、真中付近で190Hzの周波数です。
*AUDIO INに接続がある場合は2つのオシレーターはミュートされます。

・Mix Controlノブ
2つのオシレーターのブレンド比を調整します。

・OSC1 / OSC2 スイッチ
トグルスイッチはオシレーターの波形を切り替えます。
上側でSquare(矩形波)、下側でTriangle(三角波)です。

↑上の動画の2:00あたりではフィルターの発振(セルフオシレート)を、オシレーターのサウンドに混ぜています。FILTERスイッチを下側に設定して、FILTERノブを真中から最小方向に設定したときにオシレーションが発生します。動画の途中で緑色のパッチケーブルをAUDIO INに挿しています。接続されると本体のオシレーターの音がバイパスされるため、純粋にフィルター発振のサウンドだけを聴くことができます。

 

LFO MODULATION(LFOモジュレーション)

・LFOノブ
LFOサイクルを設定します。またこのノブで設定できるLFOスピードは、CLOCK OUT端子から出力されるクロック・パルスになります。

・SHAPEノブ
フィルター・セクションをモジュレートするLFOの波形を調整します。

・2-4-8-16ノブ
パルス・モジュレーションのLFO周期での回数を決定します。CLOCK OUTの周波数にも影響します。

・LFOスイッチ
SHAPEノブで設定されるフィルター・モジュレーションのオン/オフを切り替えます

・SHAPEスイッチ
SHAPEノブで制御されるフィルター・スゥイープの方向性(立上がり、立下り)を切替できます。


外部のリズムに人力でテンポをマッチングさせたい場合

・PULSEノブは最小位置に
・SHAPEノブは最小位置に
・LFOスイッチをONに
・LFOノブで外部音源にリズムをマッチさせる
・パルスLEDが安定するのを待ってから、PULSEノブを調整する

・PULSEノブ
2-4-8-16ノブで決定されたフィルター・モジュレーションのDepth(深さ)を調整します。波形は矩形波です。LEDインジケーターがPULSE波形のタイミングを表します。

・LFO Tips(フェイズ・ロック・ループについて)
PULSE LFO波形はフェイズ・ロック・ループ(PLL)によって作られています。PLLはLFOと周波数(2/4/8/16で乗算)に追従します。

LFOスピードを調整するとPLLは即座には追従できません。ロックするまで少しの時間を要します。特に低速のLFOでは新しいテンポに追従するまで、高速なLFOより少し時間がかかります。

・LFO Tips(シンクについて)
外部のアナログ機器とのLFOシンク(同期)を行う場合には、本機のCLOCK OUTを外部のアナログモジュラーやシンセに接続してください。

 

FILTER(フィルター)

・FILTERノブ
フィルター・エフェクトの周波数を調整します。フィルタースイッチがLowレンジで、このノブを低く設定するとセルフ・オシレーションさせることができます(AUDIO INにジャックを挿すと本機のオシレーターがバイパスされるので、発振した音だけを聴くことができます)。

・FILTER DRIVE(トリム)
通常はこの小窓の奥にあるトリムポットを調整する必要はありません!フィルターのオーバードライブを新たに調整したい場合は2mmのマイナスドライバーで調整してください。工場出荷時には真ん中の50%に設定されています。*必要のない場合にはこのトリムポットは調整しないでください!触らないことをお勧めします。

・FILTERスイッチ
フィルターの周波数レンジを切り替えできます。Low Rangeではセルフオシレーションしやすくなります。

FILTER CV入力により、外部のモジュラーなどの機器からフィルターをモジュレートできます。アナログのシーケンサー、LFO、エンベロープ・ジェネレーターなどからのCV信号を接続してください。最大の入力電圧レンジは-10V~+10Vで、1V/per octではありません。

・Filter Tips(セルフ・オシレーション)
Grendel Drone Commander Pedalのフィルターはセルオシレートさせることができます。これにより既存のオシレーター1と2のサウンドと相まって複雑なハーモニック構成を与えることができます。

発振はFILTERスイッチを下側に設定して、FILTERノブを真中から最小方向に設定したときに起きます。

セルフオシレートだけのピュアなサウンドを聴きたい場合にはAUDIO INにケーブルを接続してください。内蔵のOSC1とOSC2がミュートされて、発信音だけをモニターできます。


Gate & Envelope(ゲートとエンベロープ)

・Volumeノブ
マスターボリュームです

・ENVスイッチ
ストンプスイッチ(フットスイッチ)とGATE IN入力の動作を切り替えできます。

スイッチ上側→フットスイッチはMUTE切替を行います(高速のエンベロープで切り替え)

スイッチ下側→フットスイッチはサウンドのフェードインまたはフェードアウトの切替を行います(低速のエンベロープで切り替え)

エンベロープ・ジェネレーターはAttack-Release(AR)タイプです。

・ストンプスイッチ
オーディオ出力を瞬時にMUTEするか、緩やかにフェードアウト/フェードインするかはENVスイッチで決定できます。

GATE INにケーブルが接続されている場合も、ストンプスイッチはアクティブです。

ソフトスイッチですので、激しく踏みつけないでください。

・Gate Tips(パッチング)
Gate Inジャックへの信号でストンプスイッチをオンオフしたときと同じような制御が可能です。

セルフパッチングのアイデアとしては、本機のClock OutとGate Inをパッチ接続する方法があります。ENVスイッチは上側に設定してください。LFOスピードに応じたリズミックなトレモロエフェクトが本体だけで楽しめます。

Gate in ジャックは2.5ボルトを境にゲートをオン/オフします。


EXTERNAL AUDIO INPUT(外部音声入力)

外部オーディオを本機のLFOとFILTERでエフェクトすることができます。この入力にケーブルを接続すると、自動的に内蔵のOSC1とOSC2がミュートされます。

この入力は通常シンセサイザーのVCOなどの入力が想定されています(-10dBu、10kオーム・インピーダンス、アンバランス)ので、ギターやベース、マイクなどを接続する場合には、前段にバッファーやプリアンプを接続してから入力するのが望ましいです(ミスマッチの場合はサウンドがこもったり、抜けが悪くなります)。またプリアンプのゲインによってDrone Commanderのフィルター・オーバードライブのニュアンスが変化しますので必要に応じてトリムポットで調整してください。コンプレッサー・ペダルなどのサスティーンペダルを前段に接続するのもお勧めです。

1/4″標準ジャックの機器を接続する場合は、1/4″標準ジャック~3.5mmミニの変換アダプターや、ケーブルが必要です。


Patch Example(パッチ/接続例)

★ Grendel Drone Commander Classic Pedalの販売ページはこちらです
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