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Gizmo Maniacsはアンブレラカンパニーの販売サイト、Gizmo Musicで販売されるライン。少量生産ながら非常に尖った興味深い「インディーブランド」の楽器デバイスを取り上げ、日本のペダルナードの皆様へお届けしています。
現在はインディーペダルの伝説であり限定復活中のDevi Everと、詳細は一切不明ながらオンリーワンすぎる退廃の世界観を追求するSeppuku Fxの製品を販売中。どれも少量のみの入荷、いつまで取り扱えるのかもわからないので気になったらお早めに!
そして今回そんなGizmo Maniacsにて、Mask Audio Electronics (MAE)製品の取り扱いがスタートしました! Mask Audio Electronicsはアメリカ・ペンシルバニア州から届けられるインディーペダルブランド。当初はビルダーAlec BreslowのDIYプロジェクトとしてスタートし、着々と知名度を上げています。Alecが愛する90-2000sガレージロック、パンク、ハードコアが持つアトモスフィアと、電子工学に基づく緻密な設計が火花を散らし、ラインナップには唯一無二のヴァイブスが感じられる製品ばかりが並びます。その多くはノイズ、ゲート、過剰なゲインが暴れ狂うピーキーなファズデバイス。ですが同類のデバイスは一芸のみで、実際に使うとどうかということも多い。MAEは非常に的確なコンセプトの元、やり過ぎなまでのトーンをギリギリで成立させる飛び抜けたセンスが確かに感じられます。エモーショナルな表現にぴったりの憂いや抒情感もありますが、特定のジャンルだけでなく多くの方の理想のサウンドになる可能性も持っていると断言できます。
まずは5機種が取り扱いスタート!ざっとラインナップを解説します。
MAEのユニークなファズペダル、YES!とNO.を一つの筐体に収めたダブルファズ。各セクションだけでも勘弁してよというくらいイカれたサウンドなのに、それをスタッキングもできちゃう欲張りお買い得デバイスです。
互いのセクションを貪り食らうように、影響を与えながらどこまでも変異していく摩訶不思議なサウンド。個人的にはかつてのDevi Everに通じるようなフィーリングも感じました。出力される全てのサウンドが全く懐古的でなく、遥か先を見据えたようにオルタナティヴ。終わらないファズの迷宮へようこそ。
https://gizmo-music.com/?pid=1785642572000年代のデトロイト発ガレージロックンロールのサウンドからインスパイアされたファズ・ディストーション。そのデザインやネーミングからニヤニヤしてしまう方も多いのでは?
数あるマフ系インスパイアの中でも、Frantone eraのマフをベースとしたものは中々珍しいと思います。チェーンソーのように強いスクープ感、どんな空間も一瞬で塗りつぶすアイコニックなサウンドには快感さえ覚えます。そして追加れたBOOSTやBLOWOUTスイッチでトーンは粉々に。従来のマフを超えた、阿鼻叫喚のゲートや恐ろしいゲインも楽しめます。
https://gizmo-music.com/?pid=178562677BLACK MATHのCivil Warインスパイアバージョン。ただでさえ暴力的なBLACK MATHに、ロシアンを彷彿とさせるゴツゴツとした低域がプラスされ、存在をバシバシ主張してきます。
BLACK MATHの毛羽立ちは少しロールオフされ、よりディストーションライクな方向性も感じられる。また均一に塗りつぶすようなサウンドから、より塊感が増しガラガラと転がっていくキャラクターとなっています。そしてBOOSTのゲインレンジは更に増強、貴方のシグナルを地獄へ叩き込むことも可能です。
https://gizmo-music.com/?pid=178563639
Youtubeチャンネル、Collector/Emittorとのコラボレーションで制作されるファズ。2つの異なるファズを搭載、ノブのI, II, IIIは全てペダルの異なるステージにおけるボリューム・コントロールという独創的な仕様です。
Part Gardenはゲインコントロールにより、信号のゲインとシェイピングが同時に変化します。その結果スムーズなオーバードライブからポスト・アポカリプスを彷彿とさせる完全に崩壊したスリリングなゲートファズまで、あらゆるサウンドを内包しています。オンリーワンの響きに加えて、様々なシチュエーションに対応する汎用性も両立させた稀有なデバイスです。
https://gizmo-music.com/?pid=178564417
Part Gardenをゲルマニウムトランジスタで再構成したら?その結果、非常にスムーズでオーガニックな響きを湛えた、極上のオーバードライブ・ファズになっちゃいました。
ゲルマニウムに合わせてキャラクターも「比較的」ローゲイン、立体感のあるロー~ミドルゲインのトーンはMAEの中でも特異なサウンドです。もちろんパラメーターを振り切ればステロイド注射されたトーンベンダーかの如き圧巻のファズトーンに。相反する二面性、そしてその中間のエモーショナルなサウンド。これらがひとつなぎに一つのデバイス内で表現されているのは、見事としか言いようがありません。
https://gizmo-music.com/?pid=178564273カオスなゲイン、ノイズ、エモーショナルなヴァイブス。それらを「使える」サウンドへギリギリでまとめ上げる抜群のセンス。MAEの製品を皆様に紹介できることを嬉しく思います。今後のGizmo Maniacsにもどうぞご期待下さい。
またGizmo Maniacsの製品はGizmo Musicでの販売のほか、アンブレラカンパニーのショールームでも自由にお試し可能です。予約制で訪問可能ですので、ぜひおいでください!
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