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Generation Loss mkII 2つのモディファイオプションについて解説します!

Generation Loss mkII 2つのモディファイオプションについて解説します!

Chase Bliss - Generation Loss mkII について、本国公式より2つのモディファイ(改造)オプションが発表されました。 2つのモディファイはそれぞれ独自のアップデート方法があり、必要に応じて個別に行うことが出来ます。

1. 更に低いレイテンシーのためのファームウェアアップデート
2.低域レスポンス拡大のためのハードウェアモディファイ

モディファイについてのウォークスルービデオでは作業内容、アップデートの方法、オリジナルと比較したサウンドサンプルが解説されていますので、まずは一度御覧ください。  

・Generation Loss mkII モディファイ ウォークスルービデオ(日本語字幕付き)

設定から日本語字幕をオンにして御覧ください。

日本語モディファイガイド
https://umbrella-company.jp/manuals/chase-bliss-generation-loss-mkII_modification-guide_JP.pdf
本国解説ページ
https://www.chasebliss.com/gen-loss-mkii-mods  
*2ndバッチ以降の個体は、2つのモディファイは施された状態で出荷されています。 国内において1stバッチに該当するのは、シリアルナンバー1から3839までです。

これはGeneration Loss mkIIについて寄せられたいくつかのリクエストに応えたものですが、本当に必要かどうかは使用シチュエーションや楽器により異なります。あくまでマイルドな微調整であり、劇的にサウンドが変化したり向上するものではありません。そのため既にGeneration Loss mkIIは最高!と感じているなら、おそらく必要は無いでしょう。例えばドラムマシンのようなパーカッシブかつフルな周波数帯を持っている楽器と組み合わせる場合は、助けになるかもしれません。

レイテンシー/ダブルトラッキング

Generation Loss mkIIを使用するユーザーによっては、ウェット信号がダブルトラッキングのようになってしまったり、レイテンシーが気になる方がいるかもしれません。これらは相互に影響しており、ペダル自体の中心となる設計によるものです。 全てのビブラート/ローファイ/コーラス系ペダルは、レイテンシーと呼ばれる入力とエフェクトにディレイが生じます。これはどうしても発生してしまうものですが、Generation Loss mkIIではナイスなコーラスサウンドを実現しつつレイテンシーはなるべく短くしています。ですが一部のユーザーは、特にドラムマシンのような短くパーカッシブな入力で、ダブリングエフェクトのようになってしまうと感じていました。

このアップデートは更にレイテンシーを短くし、ウェット信号の「ダブルトラッキング」現象を緩和します。具体的なレイテンシーの量はペダルの設定により異なりますが、新しいファームウェアではオリジナルの半分近く(時にはそれ以下)減少されます。 ・トレードオフ ・ステレオオペレーションやドライ音をミックスするときは、以前のコーラスライクな効果からよりフランジャーに近いサウンドになります。
・テープストップエフェクトの質感がギザギザになります。
・ノイズのキャラクターが少し変化します。

どちらを好むかは、ユーザーそれぞれでしょう。このモディファイはファームウェアアップデートによって行われ、好みでなければいつでもオリジナルへ戻すことが出来ます。

アップデート方法についてはモディファイマニュアルを御覧ください。またオリジナルとのサウンド比較はウォークスルービデオで確認できます。 ファームウェアアップデートのためのbinファイルはこちらからダウンロードできます。
Firmware 1.0.0 Firmware 1.1.0

 

低域レスポンスの拡大

Generation Loss mkIIの回路は、入力にマイルドなアナログハイパスフィルターが適用されています。これは多くのシチュエーションで有用ですが、一部の状況では好ましくないというフィードバックがあったため、このモディファイでフィルターを無効にすることが可能です。 ファームウェアアップデートによるモディファイと同様、これは全てのユーザーが必須なものではありません。多くの使用状況や楽器では、低域を少し整理することで有用な結果となります。既にペダルのサウンドを気に入っているなら、モディファイについては忘れて大丈夫です! もう一点、これはハードウェアを直接改造する方法であり、基板からいくつか部品を取り除く必要があります。表面実装されたパーツをハンダで扱ったことがあるならシンプルな作業ですが、経験が無けれれば難しいかもしれません。また非常に小さなパーツを扱うため、一度作業を行うとオリジナルへ戻すことができません。作業内容についてはウォークスルービデオまたはモディファイガイドをご覧下さい。

もしモディファイをしたいが経験がない、またはチャレンジしたけど失敗してしまった場合は、アンブレラカンパニーが代わりに作業を行うことも可能です。アンブレラカンパニーのメールアドレスまでお問い合わせください。
*作業費は無料です。往復の送料をご負担ください。
*アンブレラカンパニーが販売した国内正規品に限ります。
*モディファイを行うとオリジナルの状態へは戻せません。
*納期は作業状況により異なります。

Conclusion

モディファイについての解説は以上です! これらのモディファイは微細な変化であり、必ずしも全てのユーザーが必要なものではありません。特に低域レスポンスの拡大モディファイは、一度行うとオリジナルへ戻すことが出来ないため、ビデオでサンプルを確認してから検討するのをお勧めします。 もし現在レイテンシーや低域のロスを感じていないなら、今のママで全く問題ありません!ですが現状少し問題を感じているなら、これらのモディファイが助けになれれば幸いです。  

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