クリエイティブな音楽機材の
メディアサイト
Empirical Labs Distressor EL-8 は、伝説的なダイナミクス・コントロールとトーン・シェイピングを実現するモダン・アナログ・コンプレッサーです。また、EL-8X はユニークなコンプレッション・カーブ、3種類のディストーション、ブリティッシュ・モード、ステレオ・イメージ・リンクといった機能も備え、世界中のトップ・スタジオで定番コンプとして使用されています。
さりげない温かみの付加から過激なサウンド・メイクまで幅広く対応し、トラッキング、ミキシング、マスタリングのすべてにおいて卓越した柔軟性を発揮します。

Empirical Labs Distressor EL8-XXX
EL8-XXX は、Distressor EL-8 の発売30周年を記念して製作されたリミテッド・エディションです。EL-8X に搭載されている機能(Stereo Image Link、British Mode)に加え、入力段には Pultec EQ に採用されていたことでも知られ、低域の明瞭さや大きな音像を加える TRIAD MAGNETICS HS-56 トランスを新たに搭載しています。
このトランスはサチュレーションや質感を加えるだけでなく、入力インピーダンスを 600Ω まで大幅に低減します。さらに新しいディスクリートパーツの採用により、 EL8-XXX はクラシックな EL-8 よりも早い段階でサチュレーションと色付けが得られる設計になっており、ミックスのローエンドを、他にはない輝きで際立たせます。
・入力段にTRIAD MAGNETICS HS-56 トランスを搭載した Distressor EL-8 30周年記念モデル ・Nuke / Opto を含む 8種類のコンプレッション・カーブ ・アナログ的なサチュレーションを生む 3種類のディストーション・モード ・クラシック FET リミッターを彷彿とさせる British Mode ・正確なステレオ・ダイナミクスを維持する Stereo Image Link ・周波数に応じたコンプレッションを可能にする高度なサイドチェイン EQ(HP フィルター) ・厳選されたパーツによる高品位サウンド ・ボーカル、ドラム、各種楽器、マスタリングに最適
Distressor は、8種類のユニークなコンプレッション・カーブを搭載しています。それぞれが異なるサウンド・キャラクターを持ち、透明感のあるレベリングから過激なピーク・リミッティングまで対応します。これらのカーブはディテクターの挙動を変化させ、精密なダイナミクス・コントロールを可能にします。
10:1 の Opto レシオでは、独立したディテクター回路を使用してビンテージのオプティカル・コンプレッサーをエミュレートし、滑らかで音楽的なコンプレッションを実現します。一方、Empirical Labs 独自の Nuke モードは、エネルギッシュなドラム処理に最適な爆発的リミッティングを提供します。これらのユニークなカーブにより、数々のコンプレッサーの名機のダイナミクス特性を再現することが可能です。
Distressor の個性とパワーを形作るもう一つの大きな要素が、コンプレッションをかけなくても倍音付加ができる3種類の高度なディストーション回路です。Distort 1 / Distort 2 / Distort 3 の3つの異なるキャラクターから選択できます。
Distort 1 はダイナミクスや周波数特性を大きく変えることなく、繊細な倍音を加えます。Distort 2 は Class A チューブの温かみを再現し、Distort 3 は磁気テープ特有のサチュレーション感を再現します。Empirical Labs 独自のコントロールにより、明瞭さとパンチを保ちながら、ビンテージライクな色付けを簡単に加えることができます。
British Mode は、UREI 1176LN の「オール・ボタン(4つ押し/全押し)」テクニックに着想を得ています。この 1176LN はもともと4種類のレシオのみを備え、それぞれ4つのボタンのいずれか1つを選択して使う設計でした。しかし1980年頃(またはそれ以前)には、より過激なサウンドを求めるレコーディング・エンジニアが、ボタンの押し方を工夫すると4つすべてを同時に押した状態にできることを発見しました。その結果、20:1レシオの要素を一部持ちながら、通常とは異なるニー特性と新しいエンベロープ特性を伴う、非常にアグレッシブなサウンドが得られました。いつの間にかこれが「British Mode」と呼ばれるようになり、その名称が定着しました。
この British Mode はトランジェントを強調し、ドラムやボーカル、楽器にエネルギーを付加。前に出るパンチのあるサウンド作りに最適です。ほぼブリックウォールに近いリミッティング特性を持ち、過激なサウンド・メイクからパラレル・コンプレッションまで幅広く活躍します。
EL-8Xでは、このアグレッシブな特性を選択的に適用できるという利点があります。“British”レシオ(1:1)だけでなく、専用の「British Mode」スイッチを有効にすることで、任意のレシオにこのキャラクターを付加することが可能です。
オリジナルの EL-8 のステレオリンク機能は、サミングとフェイズ検出方式を用いており、その結果としてステレオイメージがわずかにシフトする特性がありました。これは位相補正の効果や、ルームマイクなどのステレオソースに対して厚みを加える効果が得られるため、好ましいものとされていますが、常に左右のバランスを厳密に維持したいステレオ素材には問題になる場合もあります。
Image Link オプションにより、EL-8X は3種類のリンク方式を備えるようになりました。従来の「フェーズ」リンク、新しいImage Link、そしてフェーズと Image Link を組み合わせたリンクです。この仕様は、これまでどのコンプレッサーやリミッターにもなかったものです。
ステレオ用途のために設計されたステレオ・イメージ・リンク機能は、正確なステレオ定位を維持しながら、LRのチャンネルを自然にリンクします。一般的なステレオ・リンクとは異なり、音場の奥行きやディテールを損なわずに処理することができます。ドラム・バスやマスタリング・チェインなどに最適で、Distressor EL-8X のステレオ・ペア使用時に特に優れた効果を発揮します。
British Mode および Image Link オプションは、EL-8X で利用できます。
・周波数特性: 2Hz ~ 160kHz(クリーン・オーディオ・モード、+0 / -3 dB)
※Distort 2 / Distort 3 使用時は特性変化あり
・ダイナミックレンジ:110 dB(1:1 モード時)
・入力インピーダンス:20kΩ / 出力インピーダンス:75Ω 以下
・アタックタイム:50µs ~ 50ms
・リリースタイム:0.05 ~ 3.5sec(通常モード)、最大20sec(Opto モード)、タイムコンスタントはレシオの設定に依存

Empirical Labs Distressor EL-8X(通常品)
Empirical Labs / Distressor EL-8X(通常品)製品ページ: https://umbrella-company.jp/products/distressor-el-8x/