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2020年の12月に発売されて以来、大きな話題となっているChase Bliss Audioの新作リバーブ、CXM 1978。ハイエンドなペダルブランドMerisとタッグを組み、初期デジタルリバーブが持つ独特のゆらぎや音楽的なアトモスフィアを見事に現代基準へ昇華したそのサウンドデザインは、まさに唯一無二。一般的なリバーブとは異なりBASSとMIDSでそれぞれディケイタイムを設定するユニークな仕様、更にリバーブの解像度や滲み具合までコントロールし、残響の可能性を全方位へ無限に探求することができます。そして最大の特徴のモーターフェーダーは、プリセットを切り替えるごとに自動的にジャンプして設定をリコールします。ステレオインプット/アウトプット、バランス入出力、EXP/MIDIにも対応し、死角なしの最高峰リバーブペダルです。

そんなCXM 1978の特集記事がギター・マガジン2021年2月号に掲載されました!そしてtoeのギタリストであり、レコーディングエンジニアとしても多くの作品に携わる美濃隆章氏に試奏していただき、貴重なインプレッションをいただくことができました。記事はギター・マガジン2021年2月号の他、web上のデジマート・マガジンでもご覧いただけます。ぜひチェックしてください!
https://www.digimart.net/magazine/article/2021012104265.html

見た目で一番目立つモーターフェーダーついては、ギミック的な面白さもありつつ、プリセットがどんな設定だった呼び出し時に確認できるのは便利とのコメント。確かにプリセットは番号や簡単な表示のみが多かった以前のモデルに比べ、CXMは呼び出し時にも迷うことがありません。

CXM 1978の特異さを決定づけるのはリバーブディケイの設定方法です。まずはベースとミドルで帯域ごとにディケイし、さらにCROSSでそれぞれの帯域へ送られるシグナル量を決定します。美濃さんのコメントのように、「ベースとミドルのパン」のようにイメージするとわかりやすいと思います。これにより一般的なリバーブでは成し得ない複雑で絡みつくようなユニークな残響を生み出すことができます。試奏でも試していただいたのは、ベース帯域のディケイは長く取りつつ、送られるシグナルは僅かにする設定。低域にリバーブが渦巻きドローンサウンドのように追従させながら、高域は更に別のフレーズを重ねるようにプレイが可能になります。新感覚のディケイ設定は、インスピレーションを無限に刺激すること間違いなし!

インプレッションはライブシーンで第一線で活躍する美濃さんならではの、現場目線のコメントが印象的でした。特に気に入っていただいたのは、「プリセットごとにトレイルのオンオフを設定できる」点。美濃さんは深い設定から一瞬で残響をバッサリ切りたいとのことで、リバーブペダルにおいては「トレイルを切れる」ことが条件になっているとのことです。最近のモダンなリバーブペダルはトレイルを残すファンクションはもはや定番といっても良いくらいですが、CXM 1978はプリセットにトレイル設定も記憶できる点が優れています。これでプリセットごとに好みのトレイルを設定し、あらゆるプレイスタイルに対応できます。

 

CXM 1978のサウンドデザインに影響を与えたLexicon 224。

 

そしてなにより、美濃さんから何度も飛び出したのが「とにかく音が良い!」でした。ギター用のペダルタイプのリバーブは本当に数多くのモデルが今までリリースされていますが、そんな中でもCXM 1978はネクストレベルに到達してしまったような印象が個人的にもあります。タイムを果てしなく長く設定したアンビエントなサウンドはもちろん、ROOMの自然な部屋鳴り感もデジタル臭さが無く、幅広く使用できるとコメントを頂きました。
元々レキシコンのスタジオタイプのリバーブからインスパイアされているCXM 1978は、バランス入出力を搭載し本格的なスタジオユースも見据えた設計になっています。試奏ではDAWにインサートしてミックス作業時のエフェクトとして試してもらう機会もあり、弦楽器はもちろん、ドラムやボーカルトラックに使用してもかなり高品質に使用できることが改めて実感できました。実際のフェーダーを触って設定していくのは、画面上のプラグインを弄るのと違ってハードならではの面白さがあり、普段よりダイナミックな効果を試してみたくなるとのことでした。

 

今まで様々なリバーブペダルに触れてきましたが、CXM 1978はリバーブペダルの常識を塗り替えてしまうほどの機能性と音質。ペダル型リバーブの最高到達点を言っても過言ではないでしょう。最高峰の音質とクリエティブな機能性を、ぜひお試し下さい!

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