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パラレル・ブースターって、なんか気になるワードです。という事で検品ルーム行き。

トレブルブースターとミッドブースターが並列で使用できる。パラレルミックスができるブースター、FUSION BLENDERみたい!

まずは、それぞれがどんな特性なのか調べてみます。

水色=トレブルブースター 最大ゲインの周波数レスポンス。インプットレベルは-20dBuなので約20dBのゲインがある事が分かります。1kHzから2kHzがピークと言えばピークですが、ひじょうになだらかなカーブです。そして5kHz以上の痛くなりがちな帯域はカットしてトータルの音色をコントロールしています。トレブルブースターだからと言って高域をただ持ち上げているだけではないのです、音をシャープにすると言うよりは、音を明るく明瞭になる感じ、とっても自然に色付けてくれます。

緑色= 1kHzポジション ミッドブースター ゲイン最大、黄色= 800Hz ゲイン最大。こちらははっきりとしたピークが確認できます、サウンドも半止めワウみたいな音色です。ミッドブースターの方は特徴的なクセを付けるキャラクター。800Hzモードだと+30dBもゲインがあります、かなり強力なブーストです。ジャンクションFETクリアでパワフルなブースト、倍電圧化された電源がそれを支えます。

そして、両方上げてみる。ナチュラルなブースターとクセが強いブースターの良いトコ取り、ミックスバランスの調整で複雑なトーンシェイプが得られます。やはり真空管アンプをプッシュするのが効果的倍電圧回路で出力レベルが稼げますのでがっつり歪ませることができます。ブレンドしたトーンシェイプで扱いやすい歪が作れます。こんな個性的なミッドブーストだけだとけっこう用途が限られるが、トレブルブースターでナチュラルなキャラクターをブレンドできるので守備範囲が広い。むしろブレンドして使う事を想定したのでミッドブースターはここまで振り切れたとも考えられる、よくできている。

と、終わろうと思ったが面白い機能を発見!“モーメンタリー アクション”対応と取説に書いてある。通常のスイッチは踏んで離すと切り替わる、普通に踏めばそうなります。0.5秒以上踏みっぱなしを検知するとこの“モーメンタリー アクション”となる。“モーメンタリー アクション”は踏んでいる時だけブーストがONになる、離せばOFF、瞬間的なONが可能。アクセントに1拍だけブーストONのワウ半開きトーンみたいなことができる、慣れればこれを活かしたインパクトのあるフレーズを組み立てる事ができる、これは使える。取説はちゃんと読まないと損します。

音だけではなく、使い方もクリエイティブ!欲張りブースターです。

 

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