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最近新発売のこの2機種。どちらもご機嫌ハイゲインな歪ペダルですが、似て非なるキャラクターですが、電気的にはどのような違いがあるのか/ないのか、どんな違いなのかチェックしてみました。

GAIN/DRIVEツマミを動かした時にどういう変化が見られるかのFFT解析。ゲインツマミを最小~最大~最小と動かしてみました。

 

REDのFFT解析

REDは満遍なく高調波が現れます。最小でも2次倍音、3次倍音は出ています、gainを上げるにしたがってどんどん倍音タケノコが成長します。gain MAXでは高次までたっぷり均一に出てきます。REDは非対称のダイオードクリッパー方式で、非対称なクリッピング波形が現れます。非対称波形には偶数次の倍音もたっぷり含まれるのですが、FFT解析でもあきらかに見てとれます。

 

REDの歪波形

波形を見ても非対称性が確認できます、1サイクル中の波形の幅に違いがお分かりいただけると思います。

がっつりとゲインをとった上での非対称なクリッピングで深い歪みでありながら真空管アンプのテイストを入れ込んだドライブサウンドを作り出します。さらに歪ませる帯域をコントロールすることで深い歪みでも潰れすぎない扱いやすい歪みを作っています。

 

SHIGEHARUのFFT解析

SHIGEHARUは、最小部分で3次倍音だけはすでに生えています。DRIVEを上げていくと、3次、5次、7次と奇数次の倍音だけが成長してきます。最終的には偶数次も出てきますが奇数次が強いの倍音構成です。偶数次倍音が少ないのは上下対象の歪波形の特徴です。

 

SHIGEHARUの歪波形

波形も上下で同じ形をしています。シンメトリカルなダイオードクリッパーでは偶数次倍音は打ち消され奇数次倍音が残ります。少々あらっぽい主張の強い歪みとなって現れます。DRIVEを控えめに設定した時の枯れ感と粘りが共存す極上クランチも奇数次倍音の傾向がよく出ていると思います。

FUZZとは言うものの、そんなに暴れた印象も潰れすぎる印象もなく、ツボを押さえた実用的な歪。ふつうに良い音、ふつうにというと語弊があるかもしれませんが、どんな所でもマッチするふつうさ?なんだろ?要は使いやすい良い音。

 

RED vs SHIGEHARU の戦いはまだ終わらない。両者のもう一つの特徴となっているトーンコントロールについての検証はまた次回!

 

WALRUS AUDIO RED
http://www.umbrella-company.jp/walrus-audio-red.html

Caroline Guitar Company SHIGEHARU
http://www.umbrella-company.jp/caroline-guitar-company-shigeharu.html

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