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センスの良いサウンドメイクで、ひたすら趣味性に走った個性的なギターペダルを開発しているアメリカのガレージメーカー “mid-fi electronics“。以前行ったインタビュー記事でもその直向きに1960年代のサイケデリックを追求する姿勢が伺えました。

そんなmid-fi electronicsより、またまたニッチで偏った趣味性が炸裂した2つのギターペダルが登場しました。


mid-fi electronics/COUNTRY FUZZ

mid-fi electronics「Country Fuzz 」は、1960年代にカントリー・ソングで使用されたファズ・サウンドにインスパイアされて開発されています(日本の歌謡曲などでも当時ファズが導入された楽曲が多くありますが、そのアメリカ版とも言えるかもしれません)。

デザイナーでもあり、ミュージシャンとしても活躍するデザイナーのダグ・タトル氏は、Buck Owensの「Who’s Gonna Mow Your Grass」、そしてThe Flying Burrito Brothersの「Wheels」で聴かれるファズ・ギターのサウンドに影響を受けたファズだと語っています。

同社の「Psych Byke」がよりアメリカン・サイケデリックな響きで、疾走感&バイオレンス満載なのに対し、「Country Fuzz」はサチュレーションが強く、弦をはじいた時のローエンド、そしてサスティンも多めです。崩壊する一歩手前で抑制されたような「焦らされたファズトーン」は、特にギターソロ、単音リフで何とも「いなたい」ストレンジなファズサウンドを楽しむことができます。エレクトリックベースでも太いファズサウンドがかっこいい!

これほど堂々と真剣に「1960年代のカントリーソングにおけるB級ファズ」を徹底追求したメーカーが今まで何故無かったのかといえば、それは正に需要がないからに他ならず、それがカントリーソングが土着的ではない日本国内において需要があるのかどうかは更に全くもって疑問だらけである。ただ米国のカントリーソングが日本国内における「演歌」であると仮定した場合、じゃあ日本でも「天地茂」の楽曲におけるファズギターサウンドを堂々と真剣に追求したからと言って、僕の友達のGさんが薄い笑みをうかべて小さく喜ぶくらいでGさんすら購入には至らないのであればそれはビジネスとしては成り立たないのではなかろうか。つまり世界中どこの地においてもB級はB級なのであって、このような製品というのは熱狂的な圧倒的少数のストレンジャーに向けて開発された製品であり、結局こんなものは売れやしない。だからこそ私はこの「Country Fuzz」に甚く感動しており、このファズこそ正に私が売りたい製品だと確信しているのである。素晴らしく個性的であり、ダグ氏の個人的な趣味嗜好のみが色濃く反映された結果、大衆性が全く欠如している。痛快だ。最高だ。胸がすくほど気持が良く、小気味よく愉快である。私の店ではこのような製品を売りたいと思っているため、その結果ビジネスが失敗している事は言うまでもないがやめるつもりもない。誰か助けてと私が言っているが気にしないで欲しい。

★ファズをフューチャーしたカントリーソングを研究している方のこのページがたいへん参考になるとダグさんが教えてくれました。彼もこのリストに大いにインスパイアされたそうです。私も今ハマっています。
http://blog.wfmu.org/freeform/2007/11/country-fuzz-sp.html


■ CONTROLS

 ・Volume
 ・Bass

■ FEATURES
 ・トゥルーバイパス
 ・9Vアダプター専用(センターマイナス)

 


mid-fi electronics/RANDOM VIBRATO

mid-fi electronicsの「Random Vibrato」は、ギターサウンドに適量かつランダマイズされた「ワウ&フラッター」を加えられる特殊なギターエフェクト・ペダルです。

スタンダードなコーラスやビブラートのように機械的になることなく、オーガニックで懐古的な揺れをわずかにサウンドにプラスすることができます。

100%アナログ回路でサウンドの遅延もありません。


■ CONTROLS

 ・なし

■ FEATURES
 ・トゥルーバイパス
 ・9Vアダプター専用(センターマイナス)

 

ファズとは関係ないが、mid-fiのダグ・タトルが6月にリリースした新曲がかっこいいのでご紹介。
くせになる反復。

 

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