Blog

Make-Lab,アクティブバッファーマイクケーブル,ダイナミックマイクロホン,改造,音質,モディファイ

 

Make/Lab.」のコーナーは、アンブレラカンパニーで日々実験、開発、研究されている音響機材のアイデアや試作品、製品化するにはニッチだけど誰かの役に立つかもしれないもの、ワンオフで作ってみたものや、改造してみたもの、これから製品化されるオリジナル製品の情報や、まだ考え途中のアイデア、まだお遊び段階の<何かしら>などを、弊社のテクニカル・エンジニア担当から発信していくコーナーです。

<何かしら>にご興味のある方は、時と場合よっては販売できるものや、テストのためにお貸出できるもの、モニター価格で販売できるものなんかもあるかもしれないのでコメント欄にご記入頂いたり、お問い合わせしてみたりをお願いします。すこーしゆるめにお付き合いください!

 

Make/Lab.01:アクティブ・バッファー・マイクケーブル

● ダイナミックマイクのためのアクティブバッファーアンプ内蔵マイクケーブルです。
● トランスデューサーに作用する電磁制動をコントロールし、ハイファイサウンドを狙います。
● 大きな音圧にも振動板が追従でき余裕を感じる開放感、小さな音もよりセンシティブに反応できますので分解能も大きく向上します。

● 48Vファンタム電源動作。

アクティブバッファーマイクケーブル,ダイナミックマイク,改造,音質,Make-lab.

ケーブルのマイク側、マイクの出力コネクターに接続するXLR(F)プラグの中にトランジスタ 2石からなるバッファーアンプ回路が入っています。48Vファンタム電源で動作しますので、接続もシンプルに通常のマイクケーブルと同じ感覚でご使用いただけます。

ダイナミックマイクの出力をハイインピーダンスのバッファーアンプで受ける事により、ダイナミックマイクの動き方を変化させ、感度・解像度が高く、周波数特性が拡張した新感覚のマイクサウンドを引き出します。使い慣れたそのダイナミックマイクに新たなキャラクターを追加します。

ダイナミックマイク(ムービングコイル型)のトランスデューサーの基本動作原理はコイルと永久磁石からなる電磁誘導による発電を利用したものです。電磁誘導によって生じた電流が流れると、その電流によって逆向きの力が発生し、発電動作を妨げるようになります。この現象を電磁制動と言います。この電磁制動は振動板にブレーキをかける動きとなり、受けるインピーダンスによって変わります。インピーダンスが低ければブレーキ作用は強くなり、振動板の動きが制限されます。インピーダンスが高い場合は電流があまり流れないのでブレーキ作用は弱く、振動板は自由に動くことができます。

アクティブバッファーマイクケーブル,ダイナミックマイク,改造,音質,Make-lab.

一般的なマイクプリアンプの入力インピーダンスは300Ω程度から3kΩ辺りの数値が相場、ダイナミックマイクの出力インピーダンスと同程度か少し大きい10倍程度の値です。Active Buffer Cableは100倍程度の入力インピーダンスで受ける事になりますので電磁制動の作用を弱めサウンドをコントロールします。振動板が自由に動くことができるので、大きな音圧にも振動板が追従でき、余裕を感じる開放感、小さな音もよりセンシティブに反応できますので分解能も大きく向上します。

と、ここで疑問に思う事もありますよね?高いインピーダンスで受ける方がマイクの実力を引き出せるなら、一般的なマイクプリアンプでは300Ω程度から3kΩと低いインピーダンスで設計されているのはなぜなのか?もちろん理由があります。使用する現場を考えると、マイクからマイクプリアンプは長さ数メートルのケーブルで接続されます。マイク信号は極々微弱であり、ケーブルで伝送する間でノイズを拾ってしまうとマイクプリアンプでノイズも一緒に増幅してしまいます、大きなゲインで使いますのでこの事はサウンドに大きく影響します。入力インピーダンスが高いと伝送区間であるケーブル部分のインピーダンスが高い状態で使う事になり、混入したノイズに対しても感度良く働いてしまいます。それを避けるためにマイクプアンプの入力インピーダンスを低めに設定し伝送区間のインピーダンスを下げノイズに対する感度を低下させています。ですので、大きなゲインで使用するマイクプリアンプの入力インピーダンスはあまり高くできなかった訳ですが、Active Buffer Cableはマイクにつなぐプラグ内部にバッファーアンプを持っています。バッファーの入力はハイインピーダンスですが、その直後の伝送区間はローインピーダンスとなります。ハイインピーダンス区間を実質0とすることでノイズに対する耐性を高め、なおかつハイインピーダンス受けによる電磁制動のコントロールを両立させています。

アクティブバッファーマイクケーブル,ダイナミックマイク,改造,音質,Make-lab.

ダイナミックマイクの中には出力トランスを持っている機種も多くあります。トランスもマイクのトランスデューサー部と同様に電磁誘導を応用していますので、出力トランスの電磁制動を軽減することでトランスデューサーの電磁制動も軽減されます。入力インピーダンスの違いは出力トランス介しても受けるトランスデューサーにまで作用しますので、出力トランスを持つマイクでも、トランスレスのマイクでもActive Buffer Cableは効果を発揮します。

リボンマイクも電磁誘導の応用です、原理上は出力から信号を入れればリボンを動かせます。ですので、ムービングコイル型と同様に電磁制動にも作用するはずです。どの程度作用するものなのか、今はデータがなく未知です。でも、出力トランスの動きは軽くなるはずですし、インピーダンスが高いバッファーで受ける事での変化(周波数特性の拡張)はもちろん期待できます。

 

アクティブ・バッファー・マイクケーブルは現在「モニター販売」を開始しています。製品に対する感想やご意見をいただく条件にて、『特別価格』でテスト販売をいたします。
http://www.gizmo-music.com/?pid=116108020

 

→モニター販売はこちらからどうぞ
http://www.gizmo-music.com/?pid=116108020

Related Article

  1. コメントはありません。

  1. トラックバックはありません。

CAPTCHA


カテゴリー