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KLOTZ ギターケーブル

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KLOTZケーブルはドイツに本社を置く世界屈指のケーブルメーカーで、90カ国以上でハイエンド・ケーブルとして販売されています。主にプロオーディオと楽器に集中したラインナップをを揃え「音楽アプリケーション」に力を入れているメーカーであり、Joe BonamassaやTM Stevens、エアロスミスのJoe Perryなど、「音にこだわるミュージシャン」との良質なコラボレーションも行っています。またあのSadowskyのホームぺージで 「100ドル以下で購入できる最高のギターケーブル」として紹介されているのがKLOTZ社製のケーブルです。1ヶ月以上にわたって市場で販売されているほぼ全てのプレミアムケーブルを検証し、その結果Sadowskyが選んだケーブルがKLOTZケーブルであったとのことで、Sadowskyのホームページでも販売されています。

世界のトップレベルが認めるKLOTZケーブルのサウンドを国内でもお試しいただけるようになったことは、とてもうれしい事です!販売ページから通販でお求めいただけます。

 

KLOTZギターケーブル 試聴レビュー
By やまもと & 宿澤

今日はKLOTZギターケーブルの試奏レビューを行います。Sadowskyがホームページで一押しのギターケーブルとして推奨し、販売も行っているケーブルとのことで期待が高まります。またジョー・ボナマッサをはじめとするアーティストモデルのケーブルも共同開発されていて、ケーブルカンパニーには多い「設備用のケーブルメーカーだが音楽用のケーブルも発売している」というメーカーではなく、純粋に音楽制作や楽器用に特化しているKLOTZギターケーブルメーカーの姿勢にも好感がもてます。また一般的なケーブルメーカーが導体のわずか0.001%の純度にこだわるような、マテリアル優先のうたい文句を掲げることの多い中、KLOTZ社のケーブルはほぼそのような導体マテリアルについてカタログで触れておらず、ケーブル構造の一部を公開するにとどめています。その事よりも実際にそのケーブルから解き放たれる「サウンドとトーン」に重きが置かれているのも個人的には好印象です。今回KLOTZケーブルのアーティストモデルを試してみましたが、それらのケーブルには確固とした自己主張や強い意志が感じられ、アーティストとしっかり向き合って細かく「音楽性」を追求していった事がとてもよく理解できました。個人的には「導体のXXXの純度が99.9…..%だからピュアな音質」などといった世界には少しうんざりしていたので、久々に興味を持てるケーブルになりました。

今回のギターケーブルの試聴はいくつかの自分がリファレンスにしているケーブルと、KLOTZギターケーブルをSadowskyのストラトとDemeter AmplificationのTGAコンボアンプで聞き比べしていく形で進めました。また同時にアンプシミュレーターを使用したヘッドホンでの試聴も同時に行いました。より細かくケーブルのトーンを聴き分けられたと思います。

リファレンスにしていたケーブルのひとつにGOURD製のケーブルがあり、このケーブルは開発の段階から試させていただいていたもので、個人的には分離がよく中低域の音を支えるしっかり感がとてもギター向きに感じていたケーブルで、今まで社内でのチェックにはこのケーブルを使ってきました。しかし今回の試奏でこのケーブルの倍音感が「音楽的な方向」を向いていないことがわかり、KLOTZケーブルの品質の高さが浮き彫りになりました。

それでは今回試した4種類のケーブルを順番にレビューして見ます!
アンブレラカンパニーやまもとは全ケーブル ギターでの試奏、宿澤はケーブルによってベースでも試奏しています。

 
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TITANIUM

KLOTZケーブル TITANIUM

レビューbyやまもと

フラッグシップモデルです。楽器側にはサイレントプラグが採用されていて抜き差しの際のノイズにも配慮がされています。とにかく上から下まで音の圧縮感を一切感じないところがまず凄いです。とにかくリアルな音質です。弦にピックが当たる感じや、コード感が生々しく感じられて上手い下手がダイナミックに伝わるので、演奏もおのずとシビアになります。際立ったサウンドですが刺刺しいということはなく、フォーカスされたサウンドで音楽感がきちんと重視されています。

コードの一音一音が立っているのでキラキラとしたクリーントーンでは分離感の素晴らしいサウンド。歪もとてもきれいに伸びる印象です。またサスティンの伸びが良く、サウンドの最後まできれいに伸びるのが素晴らしい。多分好き嫌いがはっきり分かれる個性的なケーブルだと思います。つまり倍音が少なめで高域にシルキーな色付けがないため(性能が良すぎるため)、音がフラットすぎて平面的に感じることもあると想像されるからです。たとえば1弦をオルタネイトピッキングで弾いてみると、一般的なケーブルだと高域に倍音が適度にのっているのですが、このKLOTZ TITANIUMでは基音が中心で弦の芯が直接鳴るような印象になります。

KLOTZ ケーブルコードも一般的なケーブルではある程度まとまった塊のように響くものですが、このケーブルだととても分離感がよくコードの一音一音がそれぞれ伸びていくような印象になるため特別な印象を持ちます。それでも十分音楽として音楽的なのがこのケーブルの凄いところなのではないかと思います。迫力や凄みよりも、きれいで明瞭な歪感を追求するプレーヤーや、クリーントーンで際立つコード感を演出したい方には最高のケーブルだと思います。とにかく個性的でワンアンドオンリーなハイエンド・ギターケーブルだと思います。演奏スタイルにぴったりと合致すれば最高のパートナーになりうるケーブルです。ぜひ試してみてほしいケーブルです。

TITANIUM レビューby宿澤

ギターで試奏

変なピークは感じられず低域から高域までフラットでワイドレンジ、ベルトーンも綺麗。出てくるサウンドはストレートでクリア、しっかりとした芯が通っていてにじみがない。色が付かないので無機質に感じられる。比較した中でこのTitaniumだけは圧縮感がなくダイナミクスも広い正直なケーブル。もっと練習しなさいとプレッシャーがかかるS系ケーブル。

ベースで試奏

バランスが良く均整がとれていて、ストレートで芯がしっかりしている。1弦から4弦まで輪郭の感じが自然につながるのでフレーズの音のつながりがとてもスムース。コンプ感がなく瞬発力が強いので強弱をコントロールしやすく表現の幅が広い、指弾きの中でスラップが入ると十分なインパクト。ソロパートが多いセッションやバンドサウンドの中でベースを際立たせたい場合には有効だと思う、ミスも目立つので練習にも気合が入る。

ケーブル構造について

KLOTZ ギターケーブル

絶縁体には誘電率が低い発泡ポリエチレンを採用し75pF/mという低キャパシタンスとなっている。それと素材は良く分からないがSignal Optimizerなる層があり、これがコンプレッション感の無いサウンドの要になっていると考えられる。厚めのコンダクティブプラスティックによりマイクロフォニックノイズを極小にする。プラグはNEUTRIK アンプ側には通常の金メッキ仕様の物、楽器側にはSILENT PLUGを採用している。プラグの抜き差しの際に不快なノイズを出しません。

 
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Joe Bonamassa

KLOTZ ケーブル

レビューbyやまもと

新世代を代表するブルースギタリスト、ジョー・ボナマッサと共同開発したシグネーチャーモデル。長年KLOTZケーブルを愛用してきたボナマッサがKLOTZに妥協なきサウンドを求めて開発をリクエストしたモデルとのこと。

先ほどのTITANIUMに比べると一聴して弾きやすい!TITANIUMは裸にさせられたようなサウンドだが、このJoe Bonamassaはちゃんとカッコいい服を着せてバシッと決まったアクセサリーを身につけたようなサウンド。1弦をオルタネイトピッキングで弾いてみると、とても音楽的で適度なシルキーな倍音が混じり、それでいてスピード感もある「ウェル・バランス」なケーブルトーンを持っていることがわかる。表現性が高く強弱がつけやすいのも特徴。弱い音がより弱く、強い音がより強く響くような印象だ。明るめのトーンでサウンドは明瞭、前にポーンと飛び出てくるバランスのよいサウンドが気に入った。TITANIUMは凄いのだが弾きこなすのに時間がかかったが、このJoe Bonamassaケーブルは何も考えずに楽しく気持ちよく弾ける。

KLOTZ ケーブルコード感はまとまっている。弦毎の響きが倍音と交じり合い塊になって響きあう感じだ。TITANIUMが一音一音分離して立っているのに対して、Joe Bonamassaケーブルはほどよく音楽的にまとまっている印象だ。低域はタイトで伸びやか、高域は倍音がシルキーでとても魅力的な音楽性を引き出している。サスティーンはほどよく拡がりながら伸びていく、サウンドにはほどよいコンプ感があり、まとまったバランス感が心地よい。

比較した他社製のケーブルと比べると、KLOTZ社製のケーブルがいかに【音楽】を重視したものであるかがよく分かる。GOURDケーブルは音も太く抜けもよいのだが、倍音のつき方の方向がバラバラで散漫に感じる。四方八方に倍音が散らかっている印象でまとまりがない。このケーブルを今までは良いと思っていたのでとても驚く発見だった。ボナマッサケーブルは想像するにかなりアーティストと音の細かな詰めを行ったケーブルではないかと思う。「ウェルバランス」という言葉がぴったりのKLOTZケーブルの傑作ではないかと思う。表現力の高さもすばらしく、誰でも瞬時にそのよさが判るほどのクオリティの高いケーブルだと思います。

Joe Bonamassa レビューby宿澤

ギターで試奏

ストレートではあるがTitaniumほどクールではない、人間味が感じられるサウンド。ハーフトーンも綺麗に響くし、量感も良い、整理された上品な質感。若干のコンプ感が心地よく弾きやすい。フィンガリングのニュアンス良く出ている。アンプを歪ませるとギターのオイシイところにヒット、好印象。頭が冴える音、スカッと爽快、朝の目覚めが良かったっていう日の午前中みたいな感じ。

ケーブル構造について

70pF/mの超低キャパシタンスを実現したケーブル、ジャケットはφ6.8mmと太く、肉厚で機械的な強度も配慮されている。その割にはとても柔らかく、使い勝手が良い。これにも厚めのコンダクティブプラスティックを採用。プラグはSwitch Craft製 Tip部分がブラスのタイプ。方向性を持たせてあり、チューブが掛けられている方が楽器側。

 
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Funk Master (T.M Stevens)

KLOTZ ケーブル

レビューbyやまもと

カリスマ・ベーシストのT.M スティーブンスとKLOTZのコラボレーションモデル。Sadowskyはホームページでこのケーブルを$100以下で購入できるベストケーブルとして推奨している。その中では、「TMはベーシストだがこのケーブルはギターにもベースにも最適でサウンドをドライブさせることができる」と述べられている。
KLOTZ ケーブル
今回はギターでの試奏を行いました。出音はたいへんストレートで、倍音感もリッチな方向で弾いていて気持ちよいサウンド。少し硬質だが前にでてくる元気の良い音で、コンプ感もほどよくあります。ハイの伸びもよくバランスも良いが、ギターだとあまり中低域のジャリ、ゴリッとした強さがなく、密度はあまりない感じ。楽器本来のサウンドを伝え、軽く着飾ったようなサウンドはハイエンドなギターに良く似合うと思った。さらに明らかにハイエンドベースを高音質に鳴らしたいときには合うのだろうな、ととてもよく納得できた。

ストレートで万能なサウンド。個性を求める人には少しだけつまらないと感じるかも?(ギターでの場合。ベースだとまた違った印象だと思う)

Funk Master (T.M Stevens) レビューby宿澤

ベースで試奏

コンプ感を少し感じるが抜けてくるサウンド。高音弦も太い音、グイグイ、ブリブリと押しの強さがある、これはテンション(弦じゃなく気分の方)上がります。勢いと安定感がこのケーブルのキーワードか。バンドの中では馴染み一体感を演出するが、ブリッジのフレーズなんかはフォーカスされてくる、そのため楽曲の中での存在感は強く、グルーヴを支配しやすいだろう。

ケーブル構造について

厚いコンダクティブプラスティックと新設計のジャケットにより制振性を高め立ち上がりの速い音を狙っている。φ6.8mmと太く、肉厚で機械的な強度も配慮されている。その割にはとても柔らかくハンドリング性が良い。プラグはこのケーブルのためにデザインされたKLOTZオリジナルの金メッキコンタクト、アルミニウムシェル。

 
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La Grange

KLOTZ ギターケーブル

レビューbyやまもと

2008年GUITAR PLAER MAGAZINEなどでアワードを受賞しているKLOTZの代表的スタンダードケーブル。KLOTZの中ではもっとも標準的なポジションのケーブルのようだ。優れた伝導性や音域表現の高さ、解像度などのよさがうたわれている。

klotz-cable-lagrange-001圧倒的個性と作りこみの細かさの上記3機種を弾いたあとだと、あまりのスタンダードさに寂しい印象になってしまった。確かにGOURDケーブルとの比較だとクリーンでバランスの良い、音楽感の高いKLOTZらしいサウンドは健在である。透明感や少し派手に聞こえるサウンドも一般のケーブルよりも品質が高いと思う。しかし余りにも他のKLOTZギターケーブルの完成度が高かったので、まとまりのない感じに聞こえてしまったのが正直なところ。倍音に対する明確な姿勢があまり感じられず、ふらふらしているように思った。またサスティーンも明瞭に伸びるというよりは少しあいまいさが目立つ。他の3機種に比較するとレンジも狭く迫力に欠ける。かなり高いレベルでの評価なので通常の一般的なこの価格帯のギターケーブルとしてはとても優秀なの
だと思う。個人的にはKLOTZのケーブルは徹底的に音やサウンドメイクが追求されたアーティストモデルにこそその真価があるような気がしていたので、とても万能に誰にでも好まれるであろうLa Grangeのサウンドには、他に代替があるような気がしてしまった。何にも変えられない個性をもったTITANIUM、Joe Bonamassa、TM Stevensの3ケーブルにこそがKLOTZケーブルの最大の魅力のように思える。

La Grange レビューby宿澤

ギターで試奏

Joe Bonamassa と比べると中域にエネルギーが集中している、歪ませると中域のピークが分かる。コンプ感もあるのでホットな印象。好き嫌いはあるかも知れないが整理されまとまりはある。すっきりしているが密度は高い。控えめな目立ちたがり屋。

ケーブル構造について

マイクロフォニックノイズ対策ようのコンダクティブプラスティックがシールド線の内側と、芯線の周りにも使用されている。構造上、芯線とシールド線の距離が離れるためキャパシタンスはラインナップの中で最も低い67pF/m。プラグはNEUTRIK金メッキ仕様。これも方向性を持たせてあり、チューブが掛けられている方が楽器側。

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