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イベントレポート「春のヘッドフォン祭2015」

 

5月16日、17日にフジヤエービック主催の「春のヘッドフォン祭2015」が中野サンプラザにて開催されました。

2015春のヘッドホン祭レポート

今回のヘッドフォン祭にて、アンブレラカンパニーでは以下の3機種を出展いたしました。 ・GRACE design m920(ハイレゾリューション・モニタリングシステム) ・Umbrella Company BTL-900 + SONY MDR-CD900S MOD(スタジオリファレンス・ヘッドフォンアンプ) ・Umbrella Company VINYL-103(新製品、フォノイコライザ) また、試聴用に用意したSENNHEISER HD650には弊社のBUZZで取り上げて以降、かなりの反響があるらしいDELRIMOUR MODERN audio・acoustikのチューニングが施しており、その試聴に来られた方も多かったです。

2015春のヘッドホン祭レポート

GRACE design m920は、豊富な入出力を備えた機能と音質、コンパクトなサイズと3拍子揃ったモニターコントローラーとしてマスタリングエンジニアやレコーディングエンジニアなどに愛用され、オーディオファンの間でもDSDなどハイレゾ音源のリスニング用ヘッドホンアンプ、プリアンプとして評価していただいております。 m920は、SENNHEISER HD800とHD650をメインのヘッドホンに、素材はAudirvana PlusからDSDの素材を中心に再生し試聴をしていただきました。機能的には10万円クラスでもDSDに対応したD/A内蔵ヘッドホンアンプも数多く発売されていますが、GRACE designは常に妥協の無い設計で、5000ドルクラスの製品にも引けを取らないサウンドは、やはり試聴していただいたお客様にも非常に高い評価をしていただきました。 試聴していただいたお客様の中で、ヘッドホンアンプの買い替えを検討されていたHD800ユーザーの方は、ブースを移動しながら時間をかけて他の機種と比較されていましたが、結果的にm920との組み合わせが一番気に入ったとのことで、嬉しいです。

2015春のヘッドホン祭レポート

BTL-900はm920でD/Aした素材とVINYL-103からアナログレコードの試聴に使用しました。MDR-CD900STはBTL MOD + Perfect Symmetry Modで試聴をしていただきましたが、オリジナルの900STしか聴いたことのない方にも、長時間聴き込み定位感、音場感、音像の見え方が見事に改善されたことに驚かれていたのが印象的でした。 また、BTL-900はHD650との相性も良く、以前からこの組み合わせで試聴していただいてますが、今回はDELRIMOUR MODERN audio・acoustikのアコースティックチューニングが施されているため、音像のフォーカスや分離感などが改善したHD650でかなり気持ちの良い試聴をしていただくことができました。

2015春のヘッドホン祭レポート

そして、今回のアンブレラカンパニーの出展品の目玉であるオリジナル製品の「VINYL-103」を今回初めて一般の方に聴いていただきました。今回出展した部屋はイヤホンの出展社が多く、お客様の層もアナログレコードをまだ聴いたことのなさそうな若い世代が多かったのですが、VINYL-103はこれからアナログレコードを聴いてみたいという方にも使っていただきたい商品なので、ピッタリの客層でした。 試聴された方の中の一人は、アナログレコードの音の気持ち良さを初めて体験されたとのことで「この20万円の試聴セット一式(Technics SL1200-mk5、Denon DL-103R、VINYL-103、BTL-900+ヘッドホン)で欲しい!」と言っていただけたことが、とても嬉しかったです。(我々も各自宅にこのセットの準備を始めています!) ハイレゾ音源からレコードまで幅広く楽しまれている年配の方には「Dolald Fagen The Nightfly」を聴いていただき「NightflyはSACDでも聴いているけど、この20万円セットはSACDと同じイメージで聴けてびっくり!」というご感想もいただき、予想以上の良い評価をしていただけました。 初めてのフォノイコ開発に時間を掛けてきましたが、今回の皆さんに評価していただいたことで、自信を持つことができました。完成、発売に向けての詰めの作業も集中して、良い製品をお届けできるように頑張ります。

VYBYL-103_Front-Panel-black

このVINYL-103はレコードに刻まれた音楽情報をリスニング環境に合わせて最適化できる以下の画期的な機能を備えています。   ★入力インピーダンス可変機能: MCモードではLow(DL-103Rに最適)/Hi/Variableの入力インピーダンスの切替スイッチを搭載し、Variableポジションでは入力インピーダンスを可変できます。使用するカートリッジに合わせた調整が行え、またプレーヤー周りの環境(足回りの制振やプレーヤーのカバーの有無など)などの影響で変化する音色の補正も可能です。   ★サブソニックスイッチ: 「ローカットしない」新しい発想のサブソニックスイッチを搭載しています。従来のローカットフィルターのサブソニックフィルターでは低周波のノイズと共にレコードに刻まれた低域の音楽情報までカットしてしまいましたが、この製品ではこれまでと全く異なる方式を採用したことにより、低域の音楽情報を削ることなく、低周波ノイズを軽減させることができます。

2015春のヘッドホン祭レポート

いつもヘッドフォン祭で弊社のブースでは電源ディストリビューターに電源整合機「Volt Ampere GPC-TQ」を使用しています。特に今回はDSD、PCMのデジタル素材に加え、アナログレコードの再生もあり、不安定な会場の電源環境の中で、ここまで各製品が良いパフォーマンスを発揮し納得できる音をお聴かせすることができたのもGPC-TQのお陰です。ボルトアンペアの宮寺さん、いつもありがとうございます!

そして、初日にはこのVINYL-103の開発に協力していただいておりますマスタリングの重鎮にもお越しいただき、午後からのスタジオでのお仕事の直前まで、セッティングから技術担当へのアドバイス、そしてお客様への説明まで助けていただいてしまいました。この方に協力していただけなかったら、ここまで満足できる機能と音には作れませんでした。これからアナログレコードを聴きたいとお考えの方は、VINYL-103にご期待いただき、発売までもう少しお待ちください。

アンブレラカンパニーのブースにお越しいただき、ご試聴くださいました皆様、本当にありがとうございました!

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