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GRACE design m920 導入事例 ★ マスタリングエンジニア 原田 光晴 様

 

GRACE design m920 導入事例

birdie house ABS RECORDING・Mastering マスタリングエンジニア 原田 光晴 様

http://haradasroom.com/index.html

Grace design m920 DAC ヘッドホンアンプ レビュー 評価 音質

★これまで原田さんのマスタリングスタジオでは、モニターコントローラーとしてm920の2世代前のモデルであるm902をお使いいただいておりましたが、導入されたきっかけについてお聞かせください。

数年前にm902を所有していた須山歯研の須山社長から聴かせてもらったことがGRACE designのモニターコントローラーを使うようになったきっかけですね。初めて聴いた時はとても良い音をしていて、マスタリングの作業でも充分使えると思いました。

★m902はどのような接続で使われていたのでしょうか。

マスタリングソフトのSteinberg Wavelab7/8はLynx Studio Technology製のサウンドカードのAESアウトから、CDプレーヤー(STUDER A730)はアナログのバランス入力に繋いでいました。 アウトプットについては、m902のラインアウトはアンバランス1系統しかなかったので、そこからモニタースピーカーのQUESTED Q212bに繋いで、ヘッドホンアウトはVUメーター用として使っていました。アウトプットレベルは0.5dBずつ調整できるので、その様な接続でも全く問題なくキャリブレーションできましたね。もう一系統のヘッドホンアウトはラジカセに繋いでいました。

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★m902を作業で使うようになって、どのように感じられましたか?

m902のアンバランスアウトからチャンネルディバイダー、パワーアンプ、スピーカーと、余計な回路を通ることなくスピーカーまでダイレクトに接続しているので、音も非常に抜けが良く作業がしやすかったですね。普通にヘッドホンアンプとして使うだけでは勿体無いくらい良かったです。 今までのレコーディングスタジオで使われていたモニターコントローラーは、片方のチャンネルだけ聴けるようにとか、切り替えや機能が充実したものが多いですが、そのような機能を重視した設計になるとアンプが2段、3段と入ってしまうことで音質が犠牲になってしまうんです。 自分の場合はマスタリング作業でモニターの使い方がとてもシンプルなので、m902でも作業は問題なくできました。

★では、今回のm920の導入に至った経緯についてお聞かせください。

m902を何年も使い続けてきて、入出力系統やDACの仕様、使い勝手も含めて現行のm920の方が優れていると思い、発売時にm920を購入された須山さんのところで聴かせてもらって印象が良かったので、自分の作業場でも試して良ければ導入しようと思いました。 m920だとラインアウトが2系統あるので、もっと便利に使えると思っていましたし、最新のDACで音質が良くなっていることは勿論、現在のハイレゾにも対応した仕様であることも理由です。PCMでは384kHz/32Bitまで対応して、DSDの再生にも対応していますので、期待していました。

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★m920はご購入前に実際にスタジオでテストをしていただきましたが、その時の印象はいかがでしたか?

まずm920の方がm902よりもよりクリアな音になりました。アナログのバランスで入力したCDプレーヤーの音質もm920の方がクリアですね。マスタリング用のWavelabはAESで入力していて、DACもm902よりm920の方が良い印象ですが、アナログ入力の方がより違いを感じて、m920の音の良さを感じましたね。解像度が良く細かいところまで分かります。 あと、今までのm902ではアンバランスアウトからモニタースピーカーに繋いでいたので、音量をかなり上げた時にノイズが気になることがありましたが、m920ではバランスアウトを使えるようになったことでノイズも全く気にならなくなったので、作業でもより安心して使えると思いました。電源をオンオフした時のノイズが各アウトプットから出なくなったのも良いですね。 今は主に3箇所のスタジオで作業していますが、m920は今回の導入でこのbirdie house ABS Masteringと銀座GINZA RECORDの2箇所、もう一箇所のランティスのMagic Garden StudioではGRACE design m905 を使っています。

★最後に、原田さんが感じられたGRACE design m920の良さをお聞かせください。

これだけ小さいのに、入出力も備えていて、音質も良くて、使い勝手も良くて、制作用途やリスニング用としてもお勧めです。 入力はアナログ、バランス、アンバランス、デジタルもCOAXIAL、AES、OPTICAL、USBと全て備えていて、ヘッドホンアンプとしてだけでなく、DACとしても使えるし、マスタリングの用途でも充分だし、幅広く使えるのがいいですよね。 前のモデルのm902には「Reference Headphone Amplifier」とフロントパネルに書いていますが、m920では「High Resolution Monitering System」と変わっているのも、なるほど、その通りだと思いました。

★ありがとうございました。

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