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Demeter,Bass800,評価.レビュー,音質

 

Demeter Amplification BASS800 導入事例
ベーシスト 河辺 真 様

“ロック・バンドSmorgasのベーシストとしてメジャー・デビュー後、DAITAや相川七瀬など数多くのアーティストのライブやレコーディングに参加。『ベース・マガジン』誌への執筆、多くのベース教則本にも関わるトップ・べーシスト。”

Demeter,Bass800,評価.レビュー,音質

-Q) BASS 800Dの最初のサウンドの印象はいかがでしたか?

河辺:直観的に「あぁ、これは完全に良いベースアンプの音だな」と思いましたね。

-Q) BASS 800Dご購入に至った決め手は何でしたか?どの辺が魅力的でしたでしょうか?

河辺:以前はベースアンプを使わずにラックを組んでたんです。AVALONのチャンネルストリップVT737SPに3UのPA用パワーアンプって感じで。音は抜群に良いと思ってたんですけど、さすがにちょっと重量級過ぎるのでもうちょっと身軽になろうと思って、最近のデジタルアンプに移行したんです。小さくて軽いし便利ではあるんですけど、やっぱり音質は妥協していたところもあって、まあしょうがないかなと思って諦めていたんです。そんな折、運良くというか運悪くというか(笑)、ベース・マガジンでBASS800を試奏させて頂く機会を得て。音を出してすぐに「あぁ、デジタルアンプでもこんな密度の濃い音が出せるんだ!」って思いました。サイズは今までよりちょっと大きくなるけど、許容範囲でした。
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400Wではなく800Wを選んだのは音を出したときの余裕感ですね。僕のキャビネットは同軸スピーカ・ユニットを搭載したカスタム・モデルなんですけど、これは結構余裕のあるパワーアンプで駆動しないとビシッと鳴ってくれないので。

あとやっぱりDI機能です。試奏の段階では通常のトランス仕様(BASS800はJENSENトランス付モデルの特注オーダーも可能)だったんですけど、それでも充分に自分の持っているDIと同等か、それ以上に好みの音質だったので。

-Q) ご購入後に実際の現場などでご利用されてBASS 800の印象は変わりましたか?実際の使い勝手はいかがだったでしょうか?

河辺:基本的には狙い通りでした。ライブでは思ってた以上に良い感じで今までよりも弾きやすいと感じました。具体的には音色の密度の濃さですね。太さとはまた違うんですけど。カスらないというか(笑)。

-Q) BASS800の真空管プリアンプとクラスDアンプのコンビネーションに、真空管プリらしいサウンドの印象は感じられましたか?

河辺:正直、真空管搭載のベースアンプって歪みっぽいイメージがあると思うんです。でもこのアンプはいわゆる歪みではなく、艶っぽさが増している気がします。そういう意味では真空管プリアンプらしさが出ているのかもしれません。安価なクラスDアンプって出力は高くても耳障りなだけだったり、ピーキーだったりするところがあると思うんですけど、BASS800はまったくそういう面がないですね。弾いたら弾いた分だけ、ドンって出してくれる印象です。ただ太いだけじゃなくて、芯があって情報量が多い音色。音量を上げても音色が破綻しないのも嬉しいです。音色さえ良ければあまりスペックには拘らないんですけど、BASS800はとってもバランスが良いと思います。設計が巧みなんだろうなと思いました。

-Q) BASS800はどんなベースと相性が良さそうですか?どんな演奏や音楽のスタイルに適していると感じられますでしょうか?

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河辺:モード・スイッチを切り替えると音色の印象はかなり変わりますけど、正直に言ってEQはほとんど効かないというか(笑)、積極的に音色を弄るよりも補正的に使うのに適しているような超ナチュラルなEQなので、アンプでガッツリ音色を弄ってやろうっていうタイプのベーシストには向かないと思います。だからと言ってエフェクターで音を作ったほうが良いという意味でもなく、プレイヤーが弾いたままに表現してくれるアンプ、という印象がありますね。誤解を恐れずに言えば、ラインの音でもしっかりと音作り出来る人なら、どんな楽器でも、どんなジャンルでも対応できると思います。

-Q) BASS800はどのようなキャビネットと相性が良さそうに感じられますか?

河辺:自分のキャビネット以外はあまり試してはいないですけど、そのキャビネットなりに鳴ってくれると思います。

-Q) 今回はDI出力にJensenトランスを積んだ特別モデルをご購入いただきましたが、DI出力のサウンド評価はいかがでしょうか?どのようなサウンドの印象をもたれましたか? また普段はどのようなDIがお気に入りでしょうか?

河辺:DIは、レコーディングではエンジニアさんにお任せしています。やっぱりAVARON U5が出てくることが多いかな。聴き比べてみたらBASS800のDI出力もかなり良い感じの音色だったので、次回はエンジニアさんにこっちも良いよって進言してみます。

ライブではCOUNTRYMAN TYPE10を持参して使っていました。でもBASS800があれば持ち歩かなくていいかなと思ってます。Jensenトランス仕様のDI出力は、通常モデル以上に艶っぽさが増すという印象でした。でも基本的には何もしてくれないDIですよね。何も引かないし足さない。それが良いんですけど。だからこそマイク・プリの重要性を再認識して、やっぱりライブでマイク・プリも持ち歩かないとダメかなーとか思っちゃいました(笑)。

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-Q) 今回は特別注文で専用のケースも作っていただきました。ケースの仕上がりや使い勝手はいかがでしたでしょうか?

河辺:本体はこっちのほうがカッコイイかなって思って、ケージタイプをオーダーしたんですけど、やっぱりケースがないと持ち出しにくいのでケースもお願いしました。白にしてみたんですけど、サイズ的にとっても可愛いです。あんまり持ち歩くことはないかなと思って、車移動を前提に取っ手を上部だけに付けて頂いたんですけど、出来上がってみると、このサイズなら電車移動もできるなって思って、やっぱり横にも取っ手を付けて頂けばよかったって思っちゃいました(笑)。

-Q) その他、製品やメーカーに対するご要望などございましたら、教えてください。

河辺:もっと軽くて小さくなったら便利かなとは思いますが、あまり小さすぎても存在感が無くなっちゃうし、今は現状で満足しています。とても良いアンプに出会えて良かったです。ありがとうございました。

-Q) ありがとうございました。末永くご愛用いただけるようしっかりとサポートを行ってまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

写真はBASS800(Tolex)と、一回りサイズも出力も小さいBASS400。

写真はBASS800(Tolex)と、一回りサイズも出力も小さいBASS400。

 

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