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PARABOLA(パラボラ)は、プリゲインでオーバードライブを得ることも可能なトレモロ・ペダルです。 GAINノブは一般的なクリーンサウンドのトレモロ・エフェクトが必要な場合には最小位置に、ノブをあげればオーガニックな倍音を加えた太いトレモロトーン、さらに本格的なオーバードライブ・サウンドをプラスすることもできます。DEPTHをゼロに設定すればトレモロ効果はオフになり、この状態でGAINを上げればたいへんオーガニックなサウンドのローゲイン・オーバードライブとしても機能します。 トレモロ・モードはFM/AMモードを搭載、個性の異なるサウンドを得ることができます。また、HAVOCフットスイッチは踏んでいる間だけ、トレモロのスピードとデプスを増加させることができます。 西ドイツのビンテージ・トレモロ「Schaller TR-68」のトランジスタ・ベースのLFOと、独特なウェーブフォームに触発された回路設計。開発者のハードン氏は「ヴィム・ヴェンダースや ハル・ハートリー監督の初期のインディー・フィルムのサウンドトラック」のようなバイブレーションを目指したと語っています。アメリカン・ロード・ムービーのような、とてつもなく長く続く路上と広大な砂漠の風景。
*Caroline Guitar Companyのギターペダル製品はパネル上の機能を全てアイコンで示しています。これは既成概念に捕われずに、演奏者が自由に各ノブやコントロールの可能性を試してほしいというビルダーの願いが込められています。
プリアンプ・ゲインをコントロールする最初のアンプステージです。このコントロールが0の時にはトレモロ音に倍音(歪)は加えられずクリーンなトレモロサウンドになります。ノブを少しずつに上げていくと倍音が付加されていき、サウンドが太く、オーガニックに変化していきます。最大のゲインを与えるとオーバードライブサウンドが得られます。 ザラついた質感の倍音を薄く加えた「ロードムービー」のサウンドトラックのようなサウンドや、フルゲインのオーバードライブをミックスしたトレモロ。もちろん全く歪を加えない従来のトレモロサウンドまで幅広い表現性が魅力です。
全体のアウトプット・ボリュームを調整できる、2つめのアンプステージです。
トレモロの効果の深さを調整します。DEPTHをゼロにすればトレモロ効果はなくなり、GAINを上げたオーバードライブの音だけを利用することもできます。DEPTHがゼロの時にHAVOCフットスイッチを踏むと、サウンドを切り刻む「Chop Sound」を得ることができます。
トレモロのLFO RATEを調整し、トレモロのスピードを決定します。トレモロ・レンジスイッチによってSPEEDノブの設定範囲も変化します。
FM(Filtered Modulation)モードでは、高域成分に偏ったトレモロ効果が得られます。このモードではサウンドを僅かに印象的な色彩でエフェクトすることができます。 AM(Amplitude Modulation)モードでは、クラシックでドラマティックな普遍的なトレモロサウンドを得ることができます。
トレモロの基本スピードの範囲を、FST(速い)、SLO(遅い)で切り替えられるトグルスイッチです。微調整はSPEEDノブで行います。
バイパス・スイッチです。エフェクトのオン/オフを行います。
この2つめのフットスイッチを踏んでいる間だけ、トレモロのスピードとデプスを加速させます。曲の途中にマシンガントレモロのアクセントを入れたり、トレモロスピードが瞬間的に早くなる印象的なプレイを行うことができます。