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Sampler サンプラー

Bastl instruments のハンドメイド電子楽器 microGranny2.0 (Gethsemane Green Edition)

チェコ共和国からイマジネーションに満ち溢れた「ハンドメイド電子楽器」を届けてくれるBASTL INSTRUMENTS。この春発売した限定のガジェット系サンプラー「microGranny2.0」はあっという間にソールドアウトとなり、本国のサイトでも現在購入することができません。

日本でも初回分はあっという間にソールドアウト。その後は断られても持ち前のしつこさでネチネチと交渉を続けて(笑)、昨日ようやく「おかわり」をゲット!今回は緑のノブが素敵な「Gethsemane Green Edition」です。

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microGranny2.0(mG2.0)はモノフォニックのグラニュラー・サンプラーです。9V電池×1本、または9V(センタープラス)ACアダプターで動作する13×7.6cmの小さいボディがかわいです。

また他のBastl Instruments製品と共通のサイドコネクター経由でMIDIや電源、音声などのやり取りが可能です。連結できる合体ロボみたいな感じで楽しいです。1つのモジュールに電源供給すれば全部で共有できます。またサイドコネクターで接続すればDRUM1.1のリズムにmG2.0の細切れサンプルを同期させたりできます。サイドコネクターに接続するコネクターは各Bastl instrumentsのモジュール製品に付属しています microGranny2.0のサンプル再生は付属のmicroSDカードから8または16bit/22050Hzのサンプルを読み取ります。最初にmicroSDカードに入っているサンプルはなかなか素晴らしいセンスのものが入っていますので、最初に消さないようバックアップを取っておくとよいですね。 自前のサンプルはA~Zに0~9を組み合わせたファイルをSDカードに仕込んでも良いし、ライン入力から録音しても、更に内蔵のマイクロホンで録音してもOKです!録音時にはインプットノブで録音レベルを調整する事も出来てなかなか優秀です。そしてこのLo-Fiでほっこりしたマイクのサウンドがチープでなかなか良いです。8bit録音で録音したギターはこんな感じです。 なかなかチープで味わいのあるロービットサウンドが癖になります。電池で動くのでmicroGrannyを持って街の音を集めに出かけるのも面白いですよ。

microGranny2.0には、6個のPAD(BIG BUTTONと呼ばれています)があり、それぞれにサンプルを割り当てることができます。また合計10のバンクがあって、バンクごとにそれぞれ6個のプリセットがあるので、たくさんのサンプルを切り替えて演奏が可能です。もちろんエフェクト効果などを反映した状態での各プリセットを保存することができるという「ガジェット」らしからぬ充実機能も魅力です。演奏にはBIG BUTTONをヒットしますが、HOLDボタンによってボタンをポンと押すとそのまま(押し続けなくても)サンプルを最後まで再生する事も可能です。モノフォニックですので1つの音のみ再生できます。サウンドはリアにあるミニステレオジャックから出力できます。ヘッドホンを直接接続する事も可能です。

FNボタンを使うとサウンドをコピー&ペーストしたり、インスタントループ(サンプル再生中にスタート&エンドポイントをリアルタイム設定してループ再生可能)、プリセット保存などが行えます。またTUNEでは外部MIDIキーボードからサンプルを音階で演奏するように設定できます。その他LEGARTO、REPEAT、SYNC、RANDOM SHIFTなどが設定できます(詳細は製品に付属の日本語説明書で!)。

Micro Granny 2.0 demo from Charles Tyler on Vimeo.

ノブで設定できる機能はLEDが青のモードと緑のモードで異なります。まずはサンプルレートでピッチを変化できます。CRUSHは強烈なディストーション!エンベロープはATTACKとRELEASEを調整可能です。更にグレインループのサイズとスピード、サンプルのスタート&エンドポジションも変化させられます!

MIDI端子が装備されているのでMIDIチャンネルを設定して外部のMIDIキーボードなどから演奏も可能です。グレインをMIDIクロックにシンクさせることもできるので楽しく遊べます。

なんというか、持っているだけでワクワクするガジェット楽器です。もちろん有名メーカーの本格的な楽器としてのサンプラーに比較したら性能も音質も劣っていますし、なんか上手く操作できなくて、ハングアップしちゃったり、ボタン操作にコツがいるとか・・なんですけど・・・もうすごく可愛くて手放せないんです。ちょうど「トイカメラ」に似てる感覚ですかね。LOMOカメラのキッチュな色味や、やさしいボケ具合は他のカメラではでないし、誰もCanonのカメラの画質や操作性とは比較しないですよね。そんな感じに可愛がって頂けると嬉しいです。チェコでこのBastl Instrumentsを作っているチームはすごく真面目ないいヤツらで、毎日かなり真剣に丁寧にこの電子楽器をハンドメイドで作り続けています。バグがあれば一生懸命プログラムを修正するし、新しアイデアを毎日どんどん試しています。典型的なMaker Movement系企業ですが一歩抜きんでているメーカーだと思います。毎回異なるステッカーなんかの手作りおまけも沢山箱の中に入っていますよ!お楽しみください!

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